SQSとは
Amazon Simple Queue Service の略
システムやプロセスの間でデータを非同期でやりとりするメッセージキューサービス
- トラフィック量を想定出来ないようなメッセージをSQSのキューにバッファリングし、そのメッセージを後から処理するようなシステムで利用される
- オートスケールで運用負荷を軽減する目的でも利用される
特徴
- 受信側がキューに問い合わせてメッセージを取得するPull型のサービス
- 送信側・受信側の増加によってメッセージが増加すると。自動的にスケールアップし高スループットを実現する
- キューに格納出来る 1メッセージあたりのサイズは最大256KB
→ Extended Client Library を利用することで最大2GBに設定可能 - メッセージの送信・受信は 1APIリクエストあたり最大10件
- キューのメッセージの 保存期間はデフォルトで4日間
→ 60秒から14日間の間で保存期間を設定可能
メッセージの識別子
SQLで利用出来る識別子は以下3種類
1. キューURL:キュー作成時に生成されるURL(https://sqs.ap-northeast-1.amazonaws.com/[AWSアカウント番号]/[キューの名前]
)
→ キューに対してアクションを実行する際に指定
2. メッセージID:SQSが受信したメッセージに対して割り当てるID
→ メッセージの特定に使用
3. 受信ハンドル:キューからメッセージを受信する都度発行される最大長1,024文字の文字列
→ キューにあるメッセージの削除や可視性の変更を要求する際に指定