VirtualBoxにCentOS7を入れて開発環境構築しています。
構築し始めて3日くらいで行ったこと=Linux初心者が知っているとよいだろうと思われることをまとめていきます。
環境
VirtualBox 5.0.12
CentOS7(GUI環境を構築)
また、今回はCentOS(RedHat系)で環境を構築するにあたってのまとめです。VirtualBoxには触れないです。
コマンドの説明には*
マークを付けてます。
システムのプロキシ設定
Proxyの設定です。
仮想マシンデスクトップの「アプリケーション」>「システムツール」>「設定」の中の「ネットワーク」
「ネットワークプロキシ」を選択し、入力。
一般のユーザーもroot権限のコマンドを使えるようになる
sudoコマンドを使用することで、root権限のコマンドを使用できる。
しかし、このsudoコマンドを使用するためには設定が必要になる。
/etc/sudoers(CentOS)を修正することによって、sudoコマンドを一般ユーザーも使うことができる。
sudoersを修正するには、viコマンドではなくvisudoというコマンドを使用する。
visudo*
sudoersを編集するコマンド。
この修正は、間違ったまま保存されてしまうとsudoコマンドが使用できなくなる可能性もあるため、visudoという特別なコマンドが準備されている。
viコマンドの保存の仕方とは異なるので注意が必要。
パッケージ管理
パッケージ管理とは
Linuxの場合、OSに新しいソフトウェアをインストールする際、パッケージ管理システムを使用する。
コンパイル済みのソースや必要なリソースがひとまとめになったものをパッケージとよぶ。
これらのパッケージはリポジトリと呼ばれるところに保存されている。
このパッケージをリポジトリからインストールしてくることで、様々な機能を使うことが可能になる。
yum*
パッケージ管理システム。
yumというコマンドを使用することで、パッケージのインストールやアンインストール、バージョンアップなどを行うことができる。
rpm*
yumと同様パッケージ管理システム。
rpmというコマンドでパッケージを扱う。
yumとrpmの違い
yumの内部でrpmが使用されている。
また、yumのほうがrpmよりも高機能である。そのため、普段はyumを使用して、yumでできないことをrpmで行うとよい。
各ツールのプロキシの設定
/etc/profile.dの下にXXX.shというファイルを作成し、このファイルにプロキシの情報を書きます。
このXXX.shはログイン時に実行されます。
私は、proxy.shというファイルを作成し、以下のように書きました。
# proxy configuration
USERNAME="username" # usernameはご自身のユーザー名を
PASSWORD="XXXXXX" # XXXXXXはご自身のパスワードを
PROXY="$USERNAME:$PASSWORD@host:port/" # hostとportはご自身の環境に合わせて
export http_proxy="http://$PROXY"
export https_proxy="https://$PROXY"
export HTTP_PROXY="http://$PROXY"
export HTTPS_PROXY="https://$PROXY"
このファイルを設置して、今のところyum、wget、gitは使えています。
wget*
HTTP/HTTPSなどを介してデータをまとめて取得するできるコマンド。
wget URL
でURLの情報を取ってくることができる。
vi*
viエディタを使用するときのコマンド。
viエディタはUNIX系OSでの代表的なテキストエディタ。
vi ファイル名 # ファイル名が存在しなければ新規作成になる
「各ツールのプロキシ設定」でproxy.shを作成していますが、
vi /etc/profile.d/proxy.sh
で作成しています。
viエディタは「コマンドモード」と「編集モード」を切り替えながら文章を作成する。
初めて使うときには戸惑うかもしれない(少なくとも私は戸惑いました・・・)。
viエディタを開いた直後はコマンドモード。コマンドモードでは文書の編集は行えない。
コマンドモードから編集モードに切り替えるには、コマンドモードの状態でi
と入力する。
現在のカーソル位置から入力できる。
編集モードへの切り替えは、i
のほかにもR
、A
、O
、o
などのコマンドでも行うことができる。
編集モードからコマンドモードへはEsc
キーで切り替えることができる。
編集内容の保存や、viエディタの終了コマンドは以下の通り。
コマンド | 挙動 |
---|---|
:q | 保存せずに終了(文書を変更していると警告がでる) |
:q! | 変更があっても保存をせずに終了 |
:wq | 保存して終了 |