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[ Crafty Controller ] MinecraftサーバーをGUIで操作する(導入と操作)

Last updated at Posted at 2024-03-12

本記事の対象者

  • 複数のMinecraftサーバーを運用している方・したい方
  • Linuxの基礎的な操作が行える方

概要は導入だけ教えてくれという方はこちら

Crafty Controllerとは

Crafty Controllerは、GUIでMinecraftサーバーを一括管理しようという海外のOSSプロジェクトです。主にWindowsとLinux上で動作します。今回はUbuntu上での導入を紹介します。

特徴(公式サイトからの抜粋・意訳):

  • GUIからMinecraftのサーバーを起動/終了/管理できる
  • 無料かつオープンソースである
  • インターフェースはネットワークを介してブラウザ上で提供される
  • Arcadia Technologyによって開発されており、現在も開発が継続されている

具体的な機能例:

  • サーバーの作成・実行・停止
  • 設定の変更やファイル操作・閲覧
  • プレイヤーの管理
  • バックアップ
  • 既存サーバーからの移行
  • ホスト負荷の管理
  • WebHook

導入

早速導入していきましょう。
サーバーに関しては、任意のOSのセットアップ(IP固定など)が完了しているものとします。

今回の環境です。古いものですが、問題なく動作しました。

Dell Vostro 220s (Core 2 Quad Q9550 / DDR2 4GB)
Ubuntu 22.04 Server

  1. アップデートとgit導入
    sudo apt update && sudo apt upgrade && sudo apt install git

  2. リポジトリのクローン
    git clone https://gitlab.com/crafty-controller/crafty-installer-4.0.git

  3. インストールスクリプト実行
    cd crafty-installer-4.0
    sudo ./install_crafty.sh
    インストールスクリプトを実行すると、基本的な依存パッケージが導入されます。
    依存パッケージの導入が終わると、次の画面になります。

  4. OS検出
    image.png

    [y]を入力し[Enter]

    Java(OpenJDK)などインストールが開始されます。

  5. インストールディレクトリの作成
    image.png

    [y]を入力し[Enter]

    インストール先ディレクトリが作成・選択されます。

  6. アクセス権の承認
    image.png

    [y]を入力し[Enter]

    craftyにインストール先へのアクセスを承認します。

  7. 導入ブランチの選択
    image.png

    [master]と入力し[Enter]

    masterは安定板・devは開発版です。
    masterを選択してください。

  8. サービスの作成
    image.png

    [y]または[n]を入力し[Enter]

    systemdユニットファイルを作成し、起動時に自動実行するように設定できます。
    ここでは[y]と入力し、作成します。

  9. 自動起動の有効化
    image.png
    8でyを選択した場合、ここで自動起動を有効化しておきます。
    sudo systemctl enable crafty.service
    sudo systemctl start crafty.service

ログイン

http://[サーバーのIP]:8443にアクセスすると、ログイン画面が出てきます。
サーバーのコンソールで

sudo cat /var/opt/minecraft/crafty/crafty-4/app/config/default-creds.txt

と実行すると、デフォルトのユーザー(admin)とパスワードが得られるので、それをもとにログインします。

ダッシュボード

image.png
アクセスすると以下のこの画面になります。
初回のみアンケートが表示されますので、各自に合った回答を入力するか、閉じてしまいましょう。

今回は既にサーバーが存在する為リストにサーバーが存在していますが、デフォルトでは空の状態になっています。

サーバー立ち上げる

image.png
Servers→Create New Serverを選択し、新規サーバーを立ち上げます。

image.png

サーバーを立ち上げるには、複数の方法が用意されています。

  • 新規に構築する
    • サーバー
      • バニラ
      • 互換 (paper/purpur/sponge/folia)
      • Mod (Forge/Fabric/Mohist/catserver)
      • プロキシ
  • サーバー内のフォルダーからインポートする
  • サーバー内のzipファイルからインポートする
  • zipファイルをアップロードしてインポートする

これらがすべてGUI上でできるのですから楽というものです。CUIだとJavaの切り替えなどで大変に苦心します。

ここでは、以下のように入力しpaper 1.20.4サーバーを立ち上げました。

Key Value Description
Server Type Server サーバーの種類です。Vanillaを選択すればバニラサーバーになります。
Server Select paper 派生サーバーの種類を選びます。
Server Version 1.20.4 サーバーのバージョンを選びます。派生サーバーが非対応のバージョンは表示されません。
Server Name qiita_test サーバー名です。分かりやすい名前を付けましょう。
Minimum Memory 2(GB) 最小メモリ使用量です。Javaの-Xmsにあたります。
Maximum Memory 2(GB) 最大メモリ使用量です。Javaの-Xmxにあたります。
Server Port 25565 サーバーポートです。干渉注意。

image.png
設定が完了したら[Build Server!]をクリック

起動

image.png
こんな感じの画面に飛ぶので、少しスクロールして[Start]をクリックします。

image.png
初回のみEULAへの同意ポップアップが出るので[Yes]を選択して同意します。
少し待つとサーバーのJarなどがダウンロードされ、自動的に開始されます。

[xx:yy:zz INFO]: Timings Reset
などと表示されたら完成!

Minecraftから
マルチプレイ→サーバー追加

  • 任意のサーバー名
  • [サーバーのIPアドレス]:[ポート番号]

として接続。
上手くワールドに入れたら成功です。

止めるときは[stop]をクリックします。

参考

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