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対象デバイス
問題なく動く機種
- iOS 14以降
- iPadOS 14以降
動くであろうデバイス
UTM v3.2.4以前を利用してください。
- iOS 11~13
- iPadOS 13
動作確認環境
- iPhone SE 2020
- iOS 16.1.1
- iPad Pro 11" 2020
- iPadOS 16.2
概要
IchigoJam BASICはLPC1114向けに書かれており、一般的なコンピュータ上で簡単に動くものではない。しかし、派生形が複数存在し、IchigoJam rpi
を筆頭にIchigoJam web
やIchigoJam for pc
が存在する。
今回は、x86系コンピュータ上にIchigoJam BASICを起動させることができるIchigoJam for pc
のディスクイメージを利用し、iPhone上でBASICを起動してみようと思う。
ここまで読むと、iPhone上でx86を動かすということに矛盾を覚える方がいるはずだ。
今回は、IchigoJam for pcディスクイメージを起動するのにUTMというiPhone上でQemuを実行し仮想マシンを構築するアプリケーションを利用する。IchigoJam for pcはiPhone上でエミュレーションするにも十分軽量なので問題なく動く。
UTM導入
UTMはいわゆる野良アプリで、執筆時点ではサイドロードする必要がある。
UTMの導入に関しては各自で調べてほしい。
というのも、iOSのバージョンによって操作や手法が大きく異なるのだ。
大まかに案内すると、
脱獄済み?
- はい
- Cydia,dpkg,Sileoなどからインストール
- いいえ
- 次の選択へ
自分がTrollStoreに対応しているか
このサイトで自分の環境がTrollStoreに対応しているか調べる
対応している場合は、上記サイトに従いTrollStoreを導入する。
TrollStoreに対応していた場合
- M1 / M2デバイス
- TrollStore経由でUTM-HV.ipaをインストール
- iPhone / iPad (Aシリーズ)
- TrollStore経由でUTM.ipaをインストール
TrollStoreに非対応の場合
AltStoreを利用しサイドロード
7日毎の再署名と起動時PCに接続しAltJITを有効化する必要がある。
といった具合だ。
見ての通り非常にややこしいので、作業は割愛する。
JITに対応していることだけは確認してほしい。
UTM導入後
ISOファイルの用意
上記ページからzipをダウンロードして解凍
ichigojam.img
を用意する。
仮想マシンの作成
- UTMを開く
- 仮想マシンを新規作成
- [エミュレート]を選択
- [その他]を選択
- ISO起動をスキップ : オン 続ける
- [ハードウェア]の設定
- [アーキテクチャ] : i386(x86)
- [システム] : そのまま
- [メモリ] : 16MB
- [CPU] : そのまま
- [ストレージ]の画面はそのまま「続ける」
- [共有ディレクトリ]の画面はそのまま「続ける」
- 概要が表示されたら保存をタップ
- 作成した仮想マシンを編集 (トップ画面で仮想マシンを長押し→編集)
- [情報]
- [名前] : IchigoJam など分かりやすい名前に変更
- [QEMU]
- UEFI起動 : オフ
- RNGデバイス : オフ
- PS/2コントローラーを強制 : オン
- [USB]
- 対応USB : 無効
- [共有]
- クリップボード共有を有効にする : オフ
- [ネットワーク]
- 項目をスワイプし削除
- [サウンド]
- 項目をスワイプし削除
- IDEドライブ
- 既存のドライブをスワイプしディスクイメージごと削除
-
+
からデバイスを追加- ドライブを読み込む
- ダウンロードしたISOを選択
- [IDEドライブ]
- イメージの種類 : ディスクイメージ
- インターフェイス : フロッピー
- 保存をタップ
- [情報]
これで起動準備は完了
再生アイコンをタップしIchigoJam BASICが立ち上がれば完成
お疲れさまでした。
IchigoJam BASICの設定に関する質問であればコメントにどうぞ。
UTMの導入は本質ではないので受けられません。
参考記事