3
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

kintone JavaScriptカスタマイズ Vol.1

Posted at

#初めに
最近、業務の中で「Kintone」に触れる機会がありました。
事前情報として私にはシステム開発等の経験はありません。
そんなプログラミング初心者の私が、「Kintone」のシステムカスタマイズを少しずつ行なっていく過程を、自身の備忘録的な意味も込めて記事にして発信していきます。

#「kintone」って何?
一言で言うと、webデータベース型のビジネスアプリ構築クラウドサービスです。
「Kintone」の大きな特徴として、システム開発をした事がない人でも、簡単かつ直感的にシステム構築ができる事が挙げられます。
また、APIやプラグイン、JavaScriptなどを用いて比較的簡単にカスタマイズも行うことも可能です。

Kintoneとは? https://kintone.cybozu.co.jp/

#本記事の目的
本記事では、kintone JavaScriptカスタマイズを行う際の基本的な考え方を理解した上で、簡単な処理を行なっていきます。
今回エディターは、kintone内でJavaScriptの編集・保存が簡単に行えるプラグイン「JSEdit for kintone」を使用していきます。
JSEdit for kintone: https://developer.cybozu.io/hc/ja/articles/205452653

#いざカスタマイズ!
今回は任意のアプリにおいて、「新規レコード作成画面で指定したフィールドのみを非表示にする」というカスタマイズをしていきます。
下の画像の赤丸の部分だけを非表示にするという処理です。
スクリーンショット 2021-09-12 11.42.19.png
まず初めに、kintone JavaScriptカスタマイズを行なっていく上で基本となる考え方についてです。
kintoneにはイベントというものがあります。
イベント一覧: https://developer.cybozu.io/hc/ja/articles/360000361686-kintone-JavaScript-API-%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88-%E4%B8%80%E8%A6%A7

このイベントを発火点に、処理したい内容を記載していくという流れとなります。
今回は、「新規レコード作成画面を開いた時」を発火点にしたいので、app.record.create.show というイベントタイプを使用します。
このイベントですが見方はすごくシンプルで、「アプリのレコード作成画面を開いた時」という内容となっており、イベントコードを左から直訳して読んでいくとイベントの内容となります。

処理内容に関しても、developer network内に関数が既に用意されているので、そちらを使用していきます。
Kintone developer network :https://developer.cybozu.io/hc/ja/articles/360015513211

それでは実際に書いていきます。

(function() {
    "use strict";
    kintone.events.on('app.record.create.show', function(event) {
        kintone.app.record.setFieldShown('文字列', false);
    })
})();

これまでの内容をもとに、上記のJavaScriptを日本語にしていくと、
「アプリのレコード作成画面を開いた時(イベント)」に「文字列というフィールドを非表示にする(処理)」という内容になります。
では保存をして、実際に処理内容が上手くいっているか確認してみます。スクリーンショット 2021-09-12 12.34.44.png

おお!非表示にしたかった「文字列」のみがきちんと非表示になっていますね。
処理がうまくいったようです。

#まとめ
今回は、簡単なkintone JavaScriptカスタマイズをしてみました。
今回の内容を実際に使用するシーンとして、例えば、入力する項目(フイールド)が多いレコードの初回入力画面で、入力必須の項目以外は表示しないようにする。といった使い方ができそうです。
kintoneはこのように、ユーザーのこうしたい!を簡単に実装することができる小回りがきくクラウドサービスです。
次回以降は、もう少し実例に沿った処理をしていけたらと考えています。

3
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
3
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?