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【備忘録】新!!UiPath セレクター(Selector)への変数設定方法

Last updated at Posted at 2023-03-16

はじめに

知っていましたか?

最近といっても少し前、いや結構前になるのですが、
セレクターに変数を持たせる方法が新しくなっていました。
新方法だと少し便利な点が増えていて感動したので、この感動を備忘録がてらご紹介します。

どういう時に、セレクターに変数を入れるの?という方は、以下の記事もご参考ください。
【UiPath】初心者向け!!セレクターについてまとめてみた

セレクターに変数を入れる

以下では、RPA challengeというサイトの「住所」欄のセレクターを利用して説明していきます。
image.png

■旧方式(これまでのやり方)

今までは、
対象となるアクティビティのプロパティ> 入力>ターゲット>セレクター 欄にて、
以下のように変数を設定する必要がありました。
例:「住所」の部分を変数 strLabelName にする場合
exChangeOld.png

この方法は、
普段セレクターを調整する際に使用するセレクターエディター上では設定できない仕様だったので、
なかなか設定しにくい(慣れが必要な)方法でした。

また、変数を設定できても式エディターでの編集となるので、
設定後のセレクターが正しいのかの検証は、実際に実行(デバック実行)するしかなく。非常に不便でした。。
exEditorOld.png

■新方式 New!!

新方式のやり方は、以下の通りです。
※以下はUiPathStudio v22.12.0 ComunityEditonで実施した場合です。
 バージョンによって方法や表示が異なりますので、
 使用されるバージョンのやり方が知りたい場合は、
 UiPath Studio ガイド 「動的セレクター」をご参考ください。(リンク先はv22.10のもの)
 → ガイドを確認するに、v19.10以降より下記の新方式は利用できるようでした。

<手順>
①対象となるアクティビティにてセレクターエディターを開きます。
②[セレクターを編集]の欄にて、変数にしたい部分を選択し右クリック
 → [変数を使用]を選択
New2.png

③変数を設定します。
 - 変数名に変数を指定し、[確認]ボタンをクリック ※既定値には指定した変数の既定値が入力されます。
New3.png

④設定完了です。
 - バージョンによっては下記のようではなく、{{変数名}}といった表記になったりします。
New4.png

 - プロパティ> 入力>ターゲット>セレクター 欄を確認すると、以下のようになっています。
New4-1.png

■新方式の便利な点

セレクターに指定した変数に既定値を設定することで、
既定値の値が入った場合の情報の要素があるか、セレクター検証ができるようになります。
いちいち実行しなくても検証できるなんて、便利です!!!

・変数strLabelName の既定値を"住所"にした場合
→ きちんと検証がOKになります。
exSettingDefault1.png
ex1.png

・変数strLabelName の既定値を"会社名"にした場合
→ 「会社名」の欄が「住所」と同様にあるので、検証OKになります。
exSettingDefault2.png
ex2.png

・変数strLabelNameの既定値を"Address"にした場合
→ 「Address」の欄はないので検証はNGになります。
exSettingDefault3.png
ex3.png

最後に

私が初めてUiPathを触り始めたのが、2018年(v18.4)くらいからなので、
セレクターに変数を設定する方法は、旧方式で止まっていました。 ((結構最近まで、旧方式でしてました。。))

こんなに便利な方法が出ていたなんて露知らず。。きちんと最新情報追っていかないとダメですね。。
これからUiPathを触っていくという方には、この新方式をどんどん活用して頂きたいです!

  

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