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【Workato】PubSubコネクター

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PubSubモデルとは???

Publisher/Subscriberモデルの短縮で、Publisherはキューにメッセージを投げる、Subscriberはキューに入ったメッセージを抜き取る、というアーキテクチャを示します。
Untitled presentation.jpg
Publisherは誰がSubscriberなのかを全く意識せず、ただただキューにメッセージを投げ込みます。
Subscriberも誰がPublishしたメッセージなのかを考えず、ただただキューに入ったメッセージを抜き取ります。
こうすることでPublisherやSubscriberを容易にスケールできたり、依存関係の無い処理をそれぞれSubscriberにすることで並列処理を実現できます。

概念を理解するにはこちらの動画がわかりやすかったです。
https://www.youtube.com/watch?v=cvu53CnZmGI

Pub/Subコネクター

Workatoにも「Pub/Sub」コネクターが用意されており、このモデルをレシピで表現できる様になっているます。
想定としては、新規/更新された従業員情報があったときに発生する様々な業務(総務的な業務、ITアプリのプロビジョニング、マネージャー・本人への連絡等)をSubscriberとしてサービス化することで依存関係を極力なくし、かつスケーラビリティを向上させる、といったシナリオでレシピを作成してみたいと思います。
まずはUI上でトピックを作っていきます。
スクリーンショット 2021-04-18 13.00.11(2).png

とりあえずサンプルとして「New Employee」というトピックを作成します。
こんな感じでポチポチフィールドを追加していきます。
スクリーンショット 2021-04-18 12.59.36(2).png

Publish messageアクション

では、レシピで実際にこのトピックにメッセージをPublishしていきます。
トリガーはWorkday等のHRアプリを設定します。
スクリーンショット 2021-04-18 13.03.30(2).png

Pub/Subコネクターの「Publish message」アクションでPublishするメッセージを作成します。
スクリーンショット 2021-04-19 23.14.06(2).png

Subscribeトリガー

次にSubscriberを作成していきます。
一つ目はアプリのプロビジョニング - つまりOktaでユーザを作成するサービスです。
スクリーンショット 2021-04-19 23.19.45(2).png

二つ目はこんな感じでServicenowで総務的な調整をするためのチケットを作成したりするサービス。
スクリーンショット 2021-04-19 23.20.50(2).png

最後にマネージャーやその従業員にSlack通知・メール通知を行うサービス。
スクリーンショット 2021-04-19 23.22.09(2).png

そしてこれらのレシピをスタートさせると、WorkdayにWorkerが追加されるたびにこれらの処理が全部一気に実行されます!
最終的なDependencyグラフはこんな感じです。
スクリーンショット 2021-04-19 23.24.33(2).png

PublisherやSubscriberは必要に応じて増やすことができます。
使ってるうちにこんなことも自動化したい、というアイディアがあれば随時アジャイル的にどんどん自動化をスケールさせることができます。

Pub/Subのアーキテクチャ自体頻繁に必要になるものではありませんが、特定のエリアの自動化をする上では大活躍あるいは必須になる機能です。
こういった柔軟性の高さ、痒い所に手が届く機能を持っているのがWorkatoの売りの一つと言えます。

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