TL;DR
- 画面操作でファイルをダウンロードするなら Wait for Download (ダウンロードを待機)アクティビティがおすすめ
- ファイルを「新規に生成する」ようにしないと使えないので注意
ユースケース
- 画面操作でファイルをダウンロードする処理がある
- ダウンロードの処理において、次のような課題・ニーズがある
- ダウンロードの所要時間が読めない(ファイルサイズやネットワークの問題で)
- ダウンロード完了後に後続処理をスピーディに実行したい
使い方
公式ドキュメントに譲ります。
https://docs.uipath.com/activities/lang-ja/docs/get-last-downloaded-file
注意しないといけないこと
このアクティビティは、「ブラウザからのダウンロードを監視」しているのではなく、「指定したフォルダに生成される新規ファイルを監視」しています。したがって、次のようなシチュエーションでは正しく動作しない可能性があります。
- 既存のファイルを上書きする方法でダウンロードする
- 新規にファイルが生成されないため、タイムアウトに至るまで待機し続けます
- ダウンロード以外の処理によって指定されたフォルダに新規ファイルが生成される
- Office製品のファイルを編集する際に生成される一時ファイルも、この条件に該当します
- 最新のアクティビティでは、検知対象外とするファイルの拡張子を指定できるようです
注意点ではありませんが、上述の動作仕様を鑑みるとダウンロード以外でも何かしらに使用できるかもしれません。例えば、クラウドストレージを利用するワークフローにおいて、他者が格納したファイルが自身の手元に同期されたことを検知する、ということが出来そうですね(未検証)。