37
6

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

Relayを触り始めた当初、useQueryuseFragmentって何してるの?何が違うの?ってレベルでよくわからなかったので、
初めてRelayを触る人のために詳しく図解してみました。

そもそもRelayとは

Relayは、facebook社(今はMetaか...)が開発しているReactのためのGraphQLクライアントです。
Relayには下記のようなメリットがあります。

  • 取得したいデータの構造をコンポーネントに閉じ込めることができる
    • つまり、コンポーネント内で取得するデータが変更されても他のコンポーネントに影響がでないため、依存関係を気にしなくて良い。
    • useQueryuseFragmentの仕組みによるもの → のちほど詳しく解説!
  • フェッチ・レンダリングの自動的に最適化される
    • クエリの重複フィールドの除去
    • データに変更があった時に、必要なコンポーネントのみ更新する

▼ 公式サイト

めっちゃ簡単に仕組みを解説!

ファミレスに家族で行ったとします。
子供が「食べたい!!」って言ったものを、お母さんが店員さんに注文するような光景をよくみますね。

子供は〇〇が欲しいと伝えるだけ
直接注文するのはお母さん

そのような時のお母さんがQueryで、子供たちがFragmentです。

フラグメント例.png

つまり、Fragmentは直接データベースとはやりとりをしません。
Queryが各コンポーネントのFragmentを集約してデータベースにお問い合わせします。

もう少し詳しく

フラグメント.jpg

useFragment

子コンポーネントでは、欲しいデータをGraphQLのフラグメントとして定義します。

useFragmentは、Queryで生成されるフラグメントに対する参照と、そのフラグメント自体を受け取ってデータを返します。

useQuery

親コンポーネントで、子コンポーネントのフラグメントをまとめたクエリを作り、データベースでお問い合わせします。
もし、コンポーネントAでも〇〇のデータが欲しい!って書いてあってBでも同じく〇〇のデータが欲しい!って書いてあったとしても、クエリをまとめる時にマージされるため問題ないです。

useQueryの返り値にはフラグメントの参照を持っています。
これらを子コンポーネントに渡してあげる必要があります。

なぜこの仕組みが実現できてるのか

Relayでは、schemaファイルからデータの構造を見て各クエリ、フラグメントをコンパイルし設計書のようなものを生成します。
その設計書がデータの依存関係を解決するため、このような仕組みが実現できます。


React ConfでもRelayの話が取り上げられていました!!

37
6
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
37
6

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?