以前、『八村塁(Rui Hachimura)の NBA初年度成績を予測する』というタイトルで記事を書いたんですが、NBA もコロナ禍で延期(もしかするとこのまま中止)になっているので、ここまでの成績を振り返ってみたいと思います。
https://qiita.com/chase0213/items/8065574e1a3bde659bbb#%E7%B5%90%E8%AB%96%E4%BA%88%E6%83%B3
まずは予測値から。
70ゲーム出場(56ゲーム先発)
平均25.0分プレイ
平均14.0得点
平均6.0リバウンド
平均0.8スティール
平均2.0ブロック
平均1.3ターンオーバー
平均3.2パーソナルファウル
というような予測でしたね。
この内、試合数だけは最後まで行われていないため、予測値を当てはめる必要があります。
NBAのレギュラーシーズンは全82試合ですが、現在まで 57試合行われており、そのうち八村選手は 41試合出場しています。
この欠場数は彼のパフォーマンスというより怪我によるのもなので、今後全ての試合に出ると考えて、シーズン中の試合出場数は 82 - 16 = 66試合が妥当ではないでしょうか。
さて、それでは予測値と実際の彼のパフォーマンスを並べてみます。
項目 | 予測値 | 実際の値 | 誤差(※1)の絶対値 | エラー率(※2) |
---|---|---|---|---|
出場試合数 | 70 | 66 | 4 | 6.06% |
平均得点 | 14.0 | 13.4 | 0.6 | 4.29% |
平均リバウンド数 | 6.0 | 6.0 | 0.0 | 0.00% |
平均スティール数 | 0.8 | 0.8 | 0.0 | 0.00% |
平均ブロック数 | 0.2 | 2.0 | 1.8 | 900.00% |
平均ターンオーバー数 | 1.0 | 1.3 | 0.3 | 30.00% |
平均パーソナルファウル数 | 3.2 | 2.2 | 1.0 | 31.25% |
※1 予測-実際の値
※2 誤差の絶対値/実際の値
なお、八村選手の現在のデータは、NBA Statsという NBA公式のデータポータルから参照しています。
https://stats.nba.com/player/1629060/
エラー率は割合として算出しているため、もともと値が小さいものはエラー率も高く出てしまっています。
しかし、全体としては試合数を除いて全て ±2.0以内におさまっており、至極単純なモデルとしては非常に良く推論できているのではないかと思われます。
また、このモデルでは、八村選手とタイプが似通っていて、2020年現在NBAで活躍している選手よりも少し上(期待を込めて)という位置づけの予測を行っていたので、
かなり堅調な NBAキャリアの滑り出しと言えると思われます。
そろそろチーム練習がスタートし始めているという噂も耳にしますし、早くまた NBA が観たいですね。