UdemyのWeb Developer Bootcampを受講してみた感想
目次
はじめに
この記事は、私と同じくWebエンジニアを目指す"超"初心者の皆さんに向けた記事です。私自身、まだWebエンジニアではない点をご了承ください。
私は、未経験からWebエンジニアを目指して勉強中のサラリーマンです。
私がwebエンジニアを目指して最初に、Udemyの「Web Developer Bootcamp 2023」(以下、WDB23)を受講したので、その感想を共有します。コースの概要、受講した感想、今後の学習計画などについてまとめています。受講を迷っている方、Web開発の学習を何から始めれば良いかわからない方の参考になれば幸いです。
結論からお伝えすると、
JavaScript?フロントエンド?API?なにそれ?という状態の私でも、WDB23受講後は、Web開発の全体像を把握することができました。そのため"超"初心者にもおすすめの教材です。
Web Developer Bootcampとは?
Web Developer Bootcamp 2023は、世界で70万人以上が受講した、フロントエンドとバックエンドのスキルを包括的に学べるUdemyの講座です。Web開発者を目指す初心者向けに設計されており、Colt Steele氏による英語版をベースに、Ken Fukuyama氏が日本語化しています。私もKen氏の日本語版を受講しました。
フロントエンドは、Webサイトやアプリでユーザーが見る画面部分のことです。ボタンやメニュー、画像など、見た目を作る技術で、HTMLやCSS、JavaScriptを使います。
バックエンドは、ユーザーが見えない部分で、データの保存やログイン機能などを管理します。サーバーやデータベースを扱う技術です。
コースの概要
WDB23は、ざっくりと以下の内容をカバーしています。
(詳細はUdemyのページをご確認ください)
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HTML、CSS、JavaScriptの基本
ウェブページを作るための基本技術で、HTMLで構造を作り、CSSでデザインし、JavaScriptで動きを追加します。 -
JavaScriptの高度な使い方
変数や関数、配列、オブジェクトなど、JavaScriptの基本から、スコープや高階関数といった難しい概念まで学びます。 -
レスポンシブデザインとアクセシビリティ
パソコンやスマートフォンなど、どのデバイスでも見やすいページを作る方法や、誰でも使いやすくするための配慮について学びます。 -
セキュリティの基礎
SQLインジェクションやXSSといった、ウェブサイトに潜むセキュリティリスクを防ぐための知識を学びます。 -
Node.jsとExpressでサーバーを作成
JavaScriptを使って、ウェブアプリケーションのバックエンド(サーバー側)を作る方法を学びます。 -
MongoDBでデータを管理
データベースの使い方を学び、アプリケーション内のデータを保存・管理する方法を習得します。 -
フルスタックアプリの作り方
フロントエンド(見た目の部分)からバックエンド(サーバー側)まで、すべて自分で作る方法を学びます。 -
デプロイとクラウドサービスの活用
自分で作ったアプリケーションを実際にインターネットに公開し、クラウド上で動かす方法を学びます。
(コースで使用しているサービスherokuが現在は有料になったので私は実践しませんでした) -
継続的な学びと成長のマインドセット
コース終了後もエンジニアとして成長するために、学び続ける姿勢や実践的なアプローチについて考えます。
少し理解出来ない部分もあるかと思いますが、要するに、web開発を0から世界に公開するまでの一連の作業や技術を学ぶことができます。
受講にかかった時間
WDB23は、講義だけで67時間という大ボリュームになっています。
あくまでも動画講義の時間が67時間というだけで、実際は演習問題の実施、環境設定など他にも時間がかかります。
そのため私が受講完了までかかった時間は、約150時間です。講義の倍以上かかることを想定しておくと良いでしょう。期間としては、9月後半から学習を始めて、10月いっぱいかかりました。
受講した感想
良かった点
- 初心者に優しい説明: 各概念が非常に分かりやすく解説されており、プログラミング初心者でも理解しやすい。
- 実践的なプロジェクト: 実際のプロジェクトを通して学ぶので、学んだ知識をすぐに形にできる。
- フルスタックに対応: フロントエンドからバックエンド、デプロイまで、一通りの流れを学べる。自分がどんなエンジニアになりたいか、どんなwebアプリを作りたいか具体的に考えられるようになる。
- ドキュメントの理解力UP: QiitaやZennの記事、あるいはAPIドキュメントなど、エンジニア向けのドキュメントは、基礎知識があることを前提に書かれているため、初心者には理解が難しいことが多い。以前は読み解けなかった内容も、今では少しずつ理解できるようになり、学習の幅が広がっている。
難しかった点
- 情報量の多さ: 当たり前ですが、初心者にとっては、内容が非常に多く、一度にすべてを理解するのは難しい。
- 実践と理解のギャップ: 理解したつもりでも、いざ演習問題でコードを書こうとすると難しさを感じることがある。
難しかった点については、Kenさんも最後におっしゃっていましたが、初学者はそれが普通のようです。受講内容については、私も正直半分くらい忘れていると思います。ただ、web開発の全体の流れや、こんな技術的があったな〜ということは覚えています。
受講時のコツ
受講しているとつまずくことが多々あります。その時は、UdemyのQ&Aを確認してみましょう。先輩受講者達の質疑応答で、自分の問題が解決できることがあります。
また、最近は生成AIの発達が著しいので、AIに頼るのをお勧めします。私はGoogle AI Studioで、Geminiをメインで使用していました。講師のKenさんと全く同じようにコードを書いても動かない!なんてこともありました。そんな時もAIに聞いて、最後までなんとか乗り切りました。
体感だと、単なるコードのスペルミスが3割くらいあったと思います...
受講後の次のステップ
「Web Developer Bootcamp」を終えた今、さらなるスキルアップを目指して以下のステップに進んでいます。
- 実践的な技術の学習: WDB23でWeb開発の基礎を学んだ後、現在最も人気なJavaScriptライブラリであるReactの学習に取り組みました。次はReactの講座を受けた感想を投稿しようと思います。
- Qiitaでの発信: 本記事のように、学んだ内容やつまずいた点、解決策をQiitaに投稿し、同じくWebエンジニア目指す皆さんと情報を共有していければと思います。
まとめ
Udemyの「Web Developer Bootcamp」は、Web開発を学びたい初心者にとって非常に有益なコースだと感じました。もちろんWDB23を受講したからすぐにWebサービスを作れるか?というと、そんなことは無いと思います。(優秀な方は作れちゃうのかもしれませんが。。。)
ただ、受講以前に比べるとweb開発の流れや難しさ、必要な技術を知ることが出来たので、自分が実現したいことを具体的に考えられるようになりました。単なる妄想から、現実的な目標に変わった感じです。
この記事が、同じようにWebエンジニアを目指している方の参考になれば幸いです。