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Jupyter環境で.envを環境変数としてロードする方法

Last updated at Posted at 2019-08-17

要点

やりたいこと

Jupyter環境下で、.envファイルの内容を、環境変数として、できるだけシンプルなコードでロードしたい。

実現方法

1.python-dotenvのインストール

# pipやpipenvなどお好みのツールで
pipenv install python-dotenv

2.ディレクトリ内に.envファイルを設置

#.envの例
DATA_ROOT=./data

3.Notebook内で、.envを読み込み、環境変数としてロードする

%load_ext dotenv
%dotenv

#環境変数として読み出し
DATA_ROOT = os.environ.get('DATA_ROOT')

背景など

Git等を用いて、他人とコードを共有しつつ作業を進める場合、API_KEYといった秘密にすべき情報やPATHのような自身の環境依存的な情報は、共通リポジトリには含めるべきでないとされています。そのやり方の一つとして、このような情報をまとめて.envファイルに記述し、.gitignore.envを指定してバージョンコントロールから除外するやり方があります。
.envに記述された変数情報は、例えばpipenvを使用している場合、仮想環境の構築と同時に環境変数として自動でロードされます。しかし、Jupyter実行時には.envの変数情報は自動ではロードされません。今回は、python-dotenvというPackageを用いることで、Jupyter実行環境中に.envの情報をできるだけシンプルなコードでロードしました。

Reference

python-dotenv:Github

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