PHPでオブジェクト指向 用語と使い方

インスタンス

1. インスタンス生成はnew
2. メンバ = フィールド＋メソッド
3. インスタンスは独立
4. メソッドは参照渡し
5. メソッドには参照渡し、値渡しがある[詳細] ※mpywさんありがとうございます！

ざっくりまとめ

引数の型	渡し方	メソッド内：値変更可否	メソッド内：参照変更可否
変数	値渡し	x	x
変数	参照渡し（&）	x	x
array	値渡し	x	x
array	参照渡し（&）	x	o
Object	値渡し	o	o
Object	参照渡し（&）	o	x

class Product
{
    // フィールド
    private $hoge

    // メソッド
    public function bizz()
    {
        return $this->hoge;
    }
}

$product = new Product();
$product->bizz();

コンストラクタ

1. インスタンス生成時に実行
2. 基本はpublic

class Product
{
    public function __construct()
    {
    }
}

カプセル化

1. privateで宣言
2. 外部との結びつきを弱めるリファクタリングを容易化
3. 外部からの改悪に対して必要最低限の公開が目的

継承

1. クラスのフィールドとメソッドを引き継ぐ
2. privateは引き継がれない
3. protectedは継承先のクラスでのみ参照可能
4. 継承はextends
5. 類似クラスはコピペではなく、保守を考えて継承

class ParentProduct
{
    protected $hoge
    private function $bizz()
    {
    }
}

class Product extends ParentProduct
{
    private function $bizzbizz()
    {
    }
}

オーバーライド

1. 親クラスと同一名でメソッドの上書き
2. 親クラスのメソッド呼び出しにはparent::メソッド名

静的メンバ

1. スタティック（静的）メンバ
2. 「public static メソッド/フィールド」で宣言
3. 呼び出しは「クラス名::メソッド/$フィールド」
4. インスタンス化不可
5. シングルトンはコンストラクタをprivateとして自己呼び出し
6. 自己呼び出しには「self()/self::$フィールド名」

定数

1. 定数「define(定数名、値)」
2. クラス定数「const 定数名=値」
3. 他クラスよりクラス定数参照「クラス名::定数名」
4. クラス内参照「self::定数名」

抽象クラス

1. 継承しないと使用不可
2. 抽象メソッドは必ずオーバーラードする
3. 生成はabstract（クラス/メソッド）
4. 継承はextends
5. 多重実装不可

インターフェース

1. 定義は抽象メソッドのみ = 全てオーバーライド
2. 抽象クラスの定義にabstractは不要だが必ずpublic
3. 生成は**interface(クラスのみ)
4. 継承は**implements
5. 多重実装可

ポリモーフィズム

1. 同一名のメソッドによる処理
2. 型の曖昧さをなくすのがタイプヒンティング
3. 条件分岐をクラス名で変えてしまう
4. インターフェースの多重実装と同等の意

// タイプヒンティング例
//  Bizzクラスしか処理しない
public function hoge(Bizz $bizzbizz)
{
    $product->bizz()
    $this->products[] = $product;
}

例外処理

1. PHPは自動で例外を投げない
2. throw new Exception()で投げる

try{
    throw new Exception();
} catch(Exception $e) {
}