検証用に作るVMのディスクコストを抑えたい
Azureで用意されている標準のWindows ServerのイメージでVMをデプロイするとディスクサイズが最小128GBになります。本番利用するマシンであればよいのですが、検証用に作るマシンだとこんなに容量は不要なことが多いと思います。ディスクは存在している限り課金されてしまうので、検証用途であればできる限りディスクサイズは減らしたいところ。そんな用途のために小さなディスク(30GB)が割り当てられたWindows Serverイメージが実はあります。
作成手順
- VMの作成画面を開きます。
- イメージを選択するプルダウンの下にある[すべてのイメージを表示]をクリックします。
- Marketplaceの画面が開きます。Windows Serverのタイルの左下にある[選択]をクリックします。Windows Serverのタイルが表示されない時はオペレーティングシステムのフィルタでWindows Server OSのみ選択したり、出版社のフィルタで「Microsoft」のみ選択してみてください。
- 頭に[smalldisk] が付いているデプロイしたいOSバージョンを選択してください。
- あとはいつも通りにVM作成ウィザードを進めてください。
- デプロイ後のVMを確認すると、OSディスクが30GBでできていることがわかります。
- OS上からも30GBで認識されていることが確認できます。
30GBでは足りないけど128GBもいらないという場合
ディスクの拡張は通常通り実施できるので、64GBにサイズアップできます。Azure Portalからディスクを64GBに変更してOS上からパーティション拡張を実施してください。
なお、カスタムサイズを指定すれば50GBや100GBといったディスクサイズにすることができますが、Azureの場合はディスクサイズは階段状の料金体系になっています。50GBを指定すると64GBの料金、100GBを指定すると128GBの料金という課金が発生するので、よほどの理由がない限りはカスタムサイズを指定するメリットはありません。ですので、基本は32GB→64GB→128GB→256GB→…というようにサイズアップしていくことになります。
余談
smalldiskのイメージのディスクサイズはカスタムサイズで30GBになっているので、料金変わらず2GBを足すこともできます。