Lenovo ゲーミングノートPCへのUbuntuインストール
バイオ系のデータ解析に使おうと昨年コスパが良いLenovo Legion Y520を購入したが、Ubuntu16.04LTSの導入の難しさにメゲてそのままになっていた。Y520に限らずレノボのゲーミングノートは16.04LTSの導入にかなり苦労を要するようだ:そのままインストールしてもWiFiが使えない。GeForceのドライバーをインストールするのも大変。
ところが、18.04LTSでは、とても容易になったうえ、2018年モデルに対して、2017年の下記機種は32GBへメモリーを増量可能(ユーザー責任のもとソフマップなどの店頭で適正確認の取れるものを購入し換装してもらうのが無難)なので、現行12万円弱(2018年8月現在)でこの構成であれば購入候補として魅力的ではないだろうか。
機種
Lenovo Legion Y520 (80WK002SJE)
構成
- 256GB (PCIe NVMe/M.2)にWin10
- 1TB HDD(5400rpm)(シリアルATA/2.5インチ)
- i7-7700HQ
- 16GB (8GBx2)
- NVIDIA GeForce GTX 1050 Ti
インストールするもの
Ubuntu 18.04LTS 日本語Remix
NVIDIA Geforce GTX1050Ti ドライバ
インストール用USBで起動してもそのままではPCIe NVMe/M.2ドライブは見えない
Live USBから試用版モードで起動したあとインストールしようとすると、インストール先ディスクとしてPCIe NVMe/M.2ドライブが見えず、HDDの方にしかインストールできないことに気づくだろう。
(オプション)内蔵HDDへもインストールしたければ、この段階で<Live USBでインストールする>を参照して行っておく。
そこでPCIe NVMe/M.2ドライブにインストールするためにUEFI設定を予め変更しておく。まず電源OFFの状態から本体左のホール(OneKey Rescue Systemホール)奥のスイッチをヘアピンで押し込み、UEFI設定画面から起動する。
そして以下の変更を行い変更を保存して電源をオフにする。
- SATAの設定をAHCIに変更
- Secure Bootをdisabledに変更
- Fast Bootをオフに変更
AHCIにすることでPCIe NVMe/M.2ドライブが可視化される。Secure BootをdisabledにしておかないとOS起動後のシャットダウンや再起動がGUI,CUIともにできなくなる。Geforceドライバのインストール時にも困る。変更を保存して終了。
Live USBでインストールする
Lenovo Legion Y520のWifiは、16.04LTSをインストールしただけでは使えなかった。Wifiコントローラーの対応カーネルと16.04LTSのそれどでバージョンがマッチしないためだった。今回この問題は回避されているので、インストール途中にWiFi接続が可能である。
まず電源オフ状態で日本語RemixのLive USBを挿入し、F12キーをおさえながら電源ボタンを押す。F12キーはロゴマークが表示されてもそのまま押し下げ続けると起動ディスクの選択画面に変わる。USBを選択して試用版モードで起動する。
Wifiに接続できることを確認したら電源をオフにする。Secure Bootをdisabledにしておいたので問題なく終了するはずである。
下記のサイト [Ubuntu 18.04 LTSインストールガイド【スクリーンショットつき解説】]などを参考にしてインストールを行う。
https://linuxfan.info/ubuntu-18-04-install-guide
PCIe NVMe/M.2ドライブから起動
F12キー+電源ボタンによる起動で、起動ディスクの1番目がPCIe NVMe/M.2ドライブになっていることを確認し選択後、起動する。次回からは普通に起動できる。
NVIDIA Geforce GTX1050Ti ドライバのインストール
16.04では大変だったのに、今回は以下のコマンドを順次こなしていくだけである。
再起動後も難なく画面が表示され体感できるくらい高速化していました。
$ ubuntu-drivers devices # デバイスの認識を確認
== /sys/devices/pci0000:00/0000:00:01.0/0000:01:00.0 ==
modalias : pci:v000010DEd00001C8Csv000017AAsd000039D0bc03sc02i00
vendor : NVIDIA Corporation
model : GP107M [GeForce GTX 1050 Ti Mobile]
driver : nvidia-driver-390 - distro non-free recommended
driver : xserver-xorg-video-nouveau - distro free builtin
$ sudo ubuntu-drivers autoinstall # 自動でインストール
$ sudo reboot # 再起動
$ nvidia-smi # 挙動確認
Thu Aug 23 15:43:00 2018
+-----------------------------------------------------------------------------+
| NVIDIA-SMI 390.48 Driver Version: 390.48 |
|-------------------------------+----------------------+----------------------+
| GPU Name Persistence-M| Bus-Id Disp.A | Volatile Uncorr. ECC |
| Fan Temp Perf Pwr:Usage/Cap| Memory-Usage | GPU-Util Compute M. |
|===============================+======================+======================|
| 0 GeForce GTX 105... Off | 00000000:01:00.0 Off | N/A |
| N/A 44C P0 N/A / N/A | 259MiB / 4042MiB | 0% Default |
+-------------------------------+----------------------+----------------------+
+-----------------------------------------------------------------------------+
| Processes: GPU Memory |
| GPU PID Type Process name Usage |
|=============================================================================|
| 0 1014 G /usr/lib/xorg/Xorg 28MiB |
| 0 1166 G /usr/bin/gnome-shell 48MiB |
| 0 1362 G /usr/lib/xorg/Xorg 112MiB |
| 0 1536 G /usr/bin/gnome-shell 70MiB |
+-----------------------------------------------------------------------------+
最後に
エキストラの冷却ファンのコントローラー設定が残る課題。Win10では、ゲーム使用時などにレノボ・ナーブ・センサというソフトウェアにより手動で作動させていた。これをUbuntu上でどう解決するかという問題が最後に残る。解決後、記事を更新予定。