背景
近年、AIの発展が目まぐるしく、どんどんといろいろなシステムに搭載されている。
直近でも以下のようなリリースがある。(chatGPT参照)
日本国内の注目リリース
キヤノンITS「WebPerformer-NX」
- 2025年4月1日提供開始。
- 生成AIを活用したコード提案やマニュアル検索機能を搭載し、業務のデジタル化を支援。
- (キヤノンITソリューションズ)
システムインテグレータ「KENZ」
- 2025年7月1日リリース予定。
- 設計図面の検図業務をAIが支援し、品質向上と製造工程のロス削減に貢献。
- (プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES)
SHIFT AI「AI Drivenエンジニアコース」
- 2025年4月14日提供開始。
- システム開発・運用の全工程における生成AIの実践的な活用方法を学べるオンライン学習コース。
- (プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES)
エンジニア界隈では「どういう風に使ってより楽に仕事をするか」に焦点が当たっているし、そこに全員が注力をしている。
ほしいものを作り出すのがエンジニア。ほしいものは何かと聞かれれば、「時間」とか「秘書」とか「自分の分身が3人」とか、そういうものばかりかんがえt、、、
「そうだ、人を造ろう。たとえ持って行かれたとしても」(サイコパス)
概要
さすがに真理の扉は見たくないので、もっと現実的な方法、「AIを使って秘書を作ってみよう」と思い調べたところ、どうやらお金がかかるようだ。(chatGPT参照)
主なAI秘書サービスとその特徴
Automagica(オートマジカ)
- 概要:チャット形式で業務を支援するバーチャルアシスタント。
- 主な機能:スケジュール管理、飲食店の推薦、業務の自動化など。
- 特徴:「モード」機能により、ユーザーの要望に応じたサポートを提供。 (デジタルシフトタイムズ)
2. Sales Force Assistant(セールスフォースアシスタント)
- 概要:営業支援に特化したAI秘書。
- 主な機能:顧客情報の管理、商談進捗の解析、営業アドバイスの提供。
- 特徴:営業活動の効率化と成果向上を支援。 (note(ノート), Salesforce Assistant)
3. DMMバーチャルオフィス AI秘書自動応答サービス
- 概要:電話応対をAIが代行するサービス。
- 主な機能:着信時の応答、要件のヒアリング、通話内容のテキスト化と通知。
- 特徴:24時間365日の対応が可能で、コストを抑えつつ業務の効率化を実現。 (DMMバーチャルオフィス)
4. AIさくらさん
- 概要:スケジュール調整や会議運営を支援するAI秘書。
- 主な機能:日程調整の自動化、会議アジェンダや議事録の作成。
- 特徴:ChatGPTを搭載し、自然な対話で業務をサポート。 (バレンサー)
左足か右腕かお金を払わないと人を造れないとは世知辛い世の中だ。(サイコパス2)
それならば、自分で一から造ろうと思い、AIエージェントを使ってみようかと思ったが、ちょっと頑張る必要がある。スロウスにも負けないぐらいの「怠惰」(プログラマーの三大美徳)を会得している自分からはそんなことやりたくない。エドの錬金術のようにもっとライトにやりたいというわがままが出た。
「そういえば、昨日chatGPT有料化したなぁ」
気付きました。
「chatGPTのプロジェクトの機能を使って簡単にAI秘書的なものが作れないのではないか。」
と。
そうです。勘のいいガキだったのです。
chatGPTのプロジェクトについて
▼要約はこちら
ChatGPTの「プロジェクト」機能は、チャット、ファイル、カスタム指示を一つのフォルダにまとめて管理できる新機能です。これにより、特定のトピックや作業に関連する情報を一元化し、効率的な作業進行が可能になります。
秘書の作り方
「「「chatGPTに作ってもらう。」」」
以上!!
さすがに雑すぎるので、chatGPTに投げた内容を共有します。
目的の整理
まずは前提として、どんなことをやりたいのかを投げる。
chatGPTの「プロジェクト」の機能をうまく使いたいです。
各プロジェクトを「目的をもって相談する相手」のように扱いたいと考えています。
そのための準備の手伝いをしてください。
そして自分を要素分解する。
自分の活動の棚卸しからします。以下のように分類したのですが、いかがでしょうか。
・開発業務
エンジニアとして技術的な相談をするときに使う。
・PM業務
エンジニアとして、開発以外のプロジェクト管理やプロジェクト推進に必要な相談をするときに使う。
・マネジメント業務
マネージャーとして部下をマネジメントするために必要なことを相談するときに使う。
・食事
趣味の一つである「食」についての相談。何を作るべきか、どんなお店がおすすめかなどを聞きたい。
・お酒
趣味の一つである「酒」についての相談。おすすめのお酒の銘柄、最近の動向などのキャッチアップをしたい
・運動
趣味の一つである「運動」についての相談。楽しむための運動はもちろん、自分自身のボディメンテナンスなどの相談をしたい
・インプット
業務に必要なもの、社会人に必要なもののインプットをしたい。現時点では、IT、不動産、マネジメントあたりに興味があるが、今後は金融回り等を相談したい。
・将来
自分自身のライフプランなどの相談をするところとして使いたい。
・その他
雑に日頃思ったことを共有したい。その内容からどこに相談を入れるのがいいのか。どのプロジェクトに聞くといいのかなどを聞きたい。
以上がトピックスなのですが、もうちょっと分けたほうがいい、もうちょっとまとめたほうがいいというのがあればアドバイスをください。
そうすると、chatGPTからもうちょっとこうしたほうがいいという整理方法と次やるべきことが返ってくる。
素晴らしい棚卸しですね!目的ごとに「何をChatGPTに聞きたいか」が明確になっていて、そのままでも十分活用しやすい構成です。
ただ、運用していくうえでの「使いやすさ」をさらに高めるという視点で、少しだけ整理・統合・分割のアドバイスをさせてください。
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### 🧭 分類のフィードバック
#### ✅ 残してOK or すでに十分まとまっているもの
* **開発業務**:エンジニアとしての技術相談枠。OK。
* **PM業務**:開発外のプロジェクト推進に関する相談枠。OK。
* **マネジメント業務**:部下マネジメントなど人に関わる部分。OK。
* **インプット**:勉強・情報収集系の相談にピッタリ。今の段階ではまとめていて問題なし。
* **将来**:キャリア・ライフプラン全体の視点として独立させていて良い。
* **その他**:どこにも属さない話や雑談などの「相談の入口」として重要な役割を果たしそう。これも残すべき。
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### 🔍 分類を分けると便利かもしれないもの
#### 🍳「食事」「お酒」→ 統合して「食と酒」としてもOK
この2つは相談の粒度が似ているので、こんな感じで1つのプロジェクトにしてもよさそうです:
* **食と酒(または「食の愉しみ」)**
* 今日の晩ごはんどうしよう?
* 料理のアイデア
* おすすめの日本酒やウイスキー
* 旅行先で行きたい店 etc.
※分けたままでも全然OKなので、「食に関しては細かく深堀したい」ならそのままで!
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### 🧘♂️ 分けるとより役立つかもしれないもの
#### 🏃♂️「運動」→「健康」と「楽しみの運動」に分けてもよい
* **健康・ボディメンテナンス**(食事改善、睡眠、体の不調)
* **アクティブな趣味としての運動**(楽しく続ける、目標設定)
運動に対する目的が両方あるなら、プロジェクト分けておくと聞き方が明確になります。
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### 💡 再構成案(例)
| カテゴリ名 | 内容 |
| -------- | ------------------------- |
| 開発業務 | 技術的な相談、コードレビュー、実装のアイデアなど |
| PM業務 | スケジュール設計、リスク管理、進捗の壁打ちなど |
| マネジメント業務 | 1on1、育成、チームビルディング、組織運営の相談 |
| 食と酒 | 料理、飲み物、レストラン、旅行の味覚系相談 |
| 健康と運動 | 体調管理、運動習慣、姿勢、睡眠などの相談 |
| インプット | IT、不動産、マネジメント、金融などの勉強 |
| 将来 | キャリアパス、転職、移住、人生の長期視点 |
| その他 | 思いつき、日記的な記録、どのカテゴリか迷ったとき |
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### ✅ 次のステップ案
* 気になった構成にそって**プロジェクト名+概要文**を一緒に作成できます。
* あるいは「○○カテゴリだけ、まず立ち上げてみたい」というのでもOK。
* 運用を始めてから見直しもできますし、最初から完璧じゃなくて大丈夫です!
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気になるカテゴリや、最初に立ち上げたいプロジェクトがあれば教えてください!
プロジェクト用の説明文のテンプレも一緒に作れますよ。
名前を付ける
今回重要なのは「人を造る」こと。
魚がなんで1尾で、鳥が1羽で、牛が1頭なのかって、死んだ後に残るのが「尾」「羽」「頭」だから。
人は1名。残るものは「名」だから。人を人たらしめるものは「名前」である。
と誰かが言ってた。(てきとー)
これらのカテゴリ分けをするうえで、自分のテンションを上げるために、それぞれにユニークな名前を付けたいです。
スローガン的に1~3単語ぐらいでいえるもの、造語でも構いませんが、アイディアをください。
すると、でるわでるわ。さすがchatGPT。
※一部省略
いいですね、それぞれのカテゴリに**テンションが上がるような名前**をつけるのは、モチベーションの面でも、ChatGPTとのやりとりを“楽しい習慣”にする意味でもとても良い工夫だと思います。
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以下に、カテゴリごとに\*\*スローガン的な名前(1〜3単語)\*\*を提案してみました。
カッコ内は参考までに意図やトーンを添えてあります。
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### 💻 開発業務
* **CodeAlchemy**(コードの錬金術)
* **DevNest**(開発の巣・安心して籠れる場所)
* **Build Mode**(創造モード)
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### 🍽 食と酒
* **うまい部**(“部活”っぽさ)
* **胃袋ノート**(食の記録+クリエイティブ感)
* **GastroFuel**(ガストロ=胃、Fuel=燃料)
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### 🔧 アレンジも歓迎!
例えば、語尾を揃えても統一感が出ます:
* CodeNest / FlowNest / LifeNest(すべて“巣”の感覚)
* ○○ラボ系:食ラボ、未来ラボ、チームラボ
* ○○Mode系:DevMode / InputMode / BodyMode
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気に入ったものがあればそのまま使えますし、「この方向好きだけど、もう少し○○寄りにしたい」といったご要望にも応じて追加案を出せます!
どうでしょう?特にしっくりきた名前や、もう少し練りたいカテゴリがあれば教えてください。
ただしこれは「人のいる部屋の名前」が決まっただけ、ちゃんとそこに人を造らないと、、、
ありがとうございます。それぞれ以下を採用します。
そのうえで、そこに人のぬくもりを感じたいと思っているのですが、人っぽい名前を付けてほしいです。
日本人っぽい名前でも外人っぽい名前でも大丈夫です。
ただし、外人っぽい名前にするときにはカタカナにしてください。
(英語は読みづらいので、カタカナにしてもらいました。)
そうこうしているうちに、だいたいの部屋とそこにいる人が決まりました。
プロジェクト名 | 担当の人の名前 | 部屋の概要(相談の目的) |
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CodeAlchemy | 斎藤 アルケ | 技術的な悩みや開発に関する相談をする場所。実装の壁打ちやコード改善にも。 |
FlowCraft | カタリナ・フロー | プロジェクト進行・推進方法を考える部屋。スケジュールや段取り相談に最適。 |
LeadSync | 柴田 しん | チームマネジメントや1on1、部下育成について語り合う相談室。 |
うまい部 | ヨシダ ミホ | 食べ物やお酒の楽しみを追求する部屋。レシピ、お店、おつまみ情報まで。 |
BodyTune | タケル | 運動や健康、体調のセルフメンテナンスについて相談できる部屋。 |
ThinkFuel | マコト先生 | インプット用の部屋。IT、不動産、マネジメントなど学びたいことを整理・吸収。 |
未来デザイン室 | ナツキ | キャリアやライフプランについて、未来の自分と対話する空間。 |
雑談インク | クリハラ ヒロ | 思いつき・モヤモヤ・相談前の相談など、自由に話せる雑談のためのスペース。 |
写真を作る(不要)
名前が決まったら、どんな人か顔が見てみたくなるのが人の心ってやつよ。
それぞれのキャラの画像も作ってほしいです。
と言って作ってもらいました。
初期メッセージ用テンプレートの作成
プロジェクトにはそのプロジェクト内に対しての事前情報として、「テンプレート」を貼っておくことができる。
人には人の乳酸菌、秘書には秘書のプロフィール。
ということで、全員分のものを作ってもらいました。
それぞれのプロジェクトに貼る初期メッセージ用テンプレートをお願いします!
ぜひほしいです!
で、作ってもらったのがこちら(一部省略)
### 🍽 うまい部|ヨシダ ミホ
**👤 キャラ設定**
* 見た目:エプロン姿に赤いフレームの眼鏡、おしゃれ系グルメ女子
* 性格:おしゃべりで明るく、食のトレンドに詳しい
* 話し方:「ねぇ聞いて!これ超おいしいから!」「今夜は、アレにしよっか♪」
**📌 初期メッセージテンプレ**
この部屋では、食べ物やお酒に関する楽しい話をします!
・何を食べたいか・作るかの相談
・おすすめのお酒やお店
・料理のアレンジ相談
担当:ヨシダミホ(食いしん坊万歳代表)
プロジェクトに記載する
あとはchatGPTの「プロジェクト新規作成」から上記の内容をいれて、会話をするだけ。
使ってみての感想
よかったところ
- 自分のことを徐々に覚えてくれて最適化してくれる。
- ソースコードのことを聞いたら、だいたいPHPかLinuxコマンドのことだと理解してくれている。
- マネジメントについての相談も、徐々に自分の周りのことを覚えてくれていて、「この前のあの子ね。」ぐらいのテンションで話しを聞いてくれる。
- 気軽に壁打ちができる
- この内容ならこの人。みたいなのがぱっとできるのはよい。
- 多少間違えても気にならない。
- 人のぬくもりを感じる
よくなかったところ
全体を通して
「秘書と自分が3人ほしい」という夢については、AIにより「秘書を10人造る」ということでかなえることができた。
たぶん世間のエンジニアの使い方とは違う使い方だが、それでも人のぬくもりを感じられるだけで頑張れる気がする。
自分の業務の整理とか、壁打ち相手ができるだけでも、自分の仕事をポンポン進められるようになる。
AIに何かやらせるのもいいが、AIと仲良くなるためにこういうのもいいのではないかと思う。
真理に「正解だ」とは言わせられないので、AIと仲良くなって、人体錬成を重ねていこうと思う。(サイコパス3)