reactNative
React Native とは
ReactはFacebookが開発したJavaScriptのフレームワークであり、React Nativeはそれをモバイルで使えるようにしたものである。
React Nativeを使用することでネイティブに描画されるiOSとAndroidのアプリを作ることができる。1つのコードで、両方のプラットフォームで動くものが作れる。さらに、JavaやObjective-Cのライブラリを自分で書いてReact Native自体を拡張することもできる。WebでReactを使っているなら、ターゲットがモバイルに代わるだけなので簡単に使い始めることができる。
React同様、React NativeもJavaScriptと、JSX (なんとなくHtml風に書けるJavaScriptの拡張構文) と呼ばれるXMLライクなマークアップを使って記述される。内部では、ネイティブのレンダリングAPIが呼び出されるので、WebViewではなく、ちゃんとしたモバイルUIコンポーネントが描画される。もちろん、プラットフォームの機能であるカメラや位置情報といったものも利用できる。
※参考
https://qiita.com/kyrieleison/items/78b3295ff3f37969ab50
React Nativeのここがすごいよ
他の多くのクロスプラットフォームを謳う開発方法(CordovaやIonic)と違い、WebViewではなくネイティブで描画されるのが大きな利点となる。
これらの開発方法ではネイティブでの表現(UI/UX)を再現するために多大な努力をしているが、完全な再現とまでは行っていないし、最先端からは一歩遅れた表現(UI/UX)になってしまう。また、パフォーマンスもあまり良くない。
一方でReact NativeではネイティブなUIが使われるし、また、メインのUIスレッドとは別に動くからパフォーマンスも高く維持される。
React NativeのアップデートサイクルはReactと同じで、propsやstateが変化したときにビューが再描画される。
開発の方法はほとんどReactと変わらないので、Reactを使ったことのある人にとって学習コストが低いのも大きい。同様に、開発メンバーも集めやすい。また、以下で述べるように普通のモバイル開発に比べて開発がしやすいのも大きなポイントである。
リストと欠点
React Nativeにおける最も大きな危険性はおそらく、React Nativeがまだ発展段階にあるということだ。2015年の3月にiOS用としてリリースされ、同年9月にAndroid対応が発表されたばかりである。
まだネット上にも情報が多いとはいえないし、ドキュメントも整備されていない部分がある。ただし、足りないAPIは自分で作ることができるので、完全な「詰み」になることはないだろう。
react Nativeが成熟していないため、二の足を踏む企業もあるニュース
https://project.nikkeibp.co.jp/idg/atcl/idg/14/481709/082000458/
React Nativeの学習コスト
React NativeはFacebookが中心となって開発しているネイティブアプリのためのフレームワークです。特徴としては、Web技術、知識、HTML、CSS、JavaScript、Reactなどを使って、iOS、Androidのアプリを開発できます。
またReactの思想で「Learn once, Write anywhere」というのがあり、「一度学んだら、どこでも書ける」的な意味を持っており、WebでReactを触っていれば、React Nativeを使って、ネイティブアプリの開発もできます。
つまり、WEB開発経験者であればそのまで学習コスト高くないのも特徴になります
React Nativeの導入実績
より簡単なのはReact NativeそれともiOS / Android?
JavaScriptは、Java、Objective-C、Swiftとは対照的に、学習しやすくてデバッグも簡単です。しかし、この手軽さにはデメリットもあります。 JavaScriptは堅牢な言語ではなく、書いたコードに多くのエラーが隠れていても気づきにくいことがあります。
一方、Objective-C / Swift / Javaは、多くの潜在的なエラーを、コード実行前に取り除くことができる「コンパイル時の型チェック」という仕組みを持っているという意味で、堅牢な言語です。
Swiftは明らかに非常にモダンな言語ですが、Objective-CとJavaもモダン化し続けていて、モダンな言語に求められる機能性やパフォーマンスに関しても決して不十分ではありません。しかし、Google検索すればすぐ分かるように、JavaScriptにはさまざまな欠陥があります。
よって、学習そのものはReact Nativeの方が簡単です。
しかし、JavaScriptの欠陥が伴うおそれがあります。また、クロスプラットフォームなフレームワークを利用する場合は必ず、いわゆる「一度書いたら、どこでもデバッグする必要が出てくる」という問題に対処しなければなりません。
どちらを学習するべきか
もしあなたがアプリ開発を予定していて、いつかアプリ開発者の仕事を探したい場合には、さまざまな理由からiOSまたはAndroidのネイティブ言語を強くおすすめします。
またReact Nativeを学ぶという選択肢もあります。これは興味深いテクノロジーですが、いくつか警告があります。
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すべての開発者は、強い型付けの、コンパイラ型の、オブジェクト指向言語を習得する必要があります。そしてJava /Objective-C / Swiftはいずれもこれに最適な選択です。あなたが望むかどうかにかかわらず、いずれとにかくJavaScriptは学ぶことになります。
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React Nativeは、AppleとGoogleのどちらかにも正式にサポートされていません。これはつまり、OSやAndroidから新しいアナウンスメントが公表されても、React Nativeで完全には動作しない可能性があることを意味します。たとえば、iOS 10iMessageアプリの新機能が追加されたとアナウンスされた時点では、React Nativeによってそのようなアプリのコードを書く方法はなかったと思います。こういうケースでは、iOSのネイティブアプリの開発方法を習得している必要があるのです。また現在でも、React Nativeを使ってApple Watchアプリを開発できるかどうかさえ定かではありませんが、ネイティブ開発を学んでおけば何の問題もないでしょう。
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第三に、プロジェクトの寿命を念頭に置く必要があります。FacebookのParseサービス停止の例を思い出してください。現在のところ、React Nativeは健全に運営されていて、いくつかの主要企業もこれを支持しています。しかし、React Nativeをサポートしていない一方で、 今後もiOSとAndroidを長くサポートすることが予測されるAppleやGoogleとは異なり、Facebookやその他多くの企業にとっては、永久にReact Nativeのサービスを提供し続ける理由はないかもしれません。
どんな言語
・divやspanなどのDOMを使えない
・DOMを使えない替わりに「View」や「Text」などコンポーンネントとして使う
・テキストを扱う場合は「Text」。入れ物として扱う場合は「View」
・CSSは使えないので、替わりにに「CSS in JS式」でスタイリングする
サンプル()
import React, { Component } from 'react';
import {
AppRegistry,
StyleSheet,
Text,
View
} from 'react-native';
export default class App extends Component {
render() {
return (
<View style={styles.container}>
<View style={[styles.base, styles.box1]}>
<Text style={styles.text}>I am 2.</Text>
</View>
<View style={[styles.base, styles.box2]}>
<Text style={styles.text}>I am 5.</Text>
</View>
<View style={[styles.base, styles.box3]}>
<Text style={styles.text}>I am 1.</Text>
</View>
</View>
);
}
}
const styles = StyleSheet.create({
container: {
flex: 1,
},
text: {
fontSize: 24,
color: 'white',
},
base: {
justifyContent: 'center',
alignItems: 'center',
},
box1: {
flex: 2,
backgroundColor: 'black'
},
box2: {
flex: 5,
backgroundColor: 'red',
},
box3: {
flex: 1,
backgroundColor: 'yellow',
},
});
AppRegistry.registerComponent('Native', () => App);
・入力項目あり
import React, { Component } from 'react';
import {
AppRegistry,
StyleSheet,
Text,
View,
TextInput,
} from 'react-native';
export default class App extends Component {
constructor(props) {
super(props);
this.state = {
text: '',
}
}
_onChangeText = (text) => {
this.setState({ text });
}
render() {
const {
text,
} = this.state;
return (
<View style={styles.container}>
<TextInput
style={styles.input}
onChangeText={this._onChangeText}
underlineColorAndroid='transparent'
/>
<Text>{text}</Text>
</View>
);
}
}
const styles = StyleSheet.create({
container: {
flex: 1,
alignItems: 'center',
justifyContent: 'center',
},
input: {
height: 30,
width: 200,
borderBottomWidth: 1,
borderBottomColor: '#008080',
}
});
AppRegistry.registerComponent('Native', () => App);
最後に
ネイティブ開発はまだまだ成熟していない技術て、日に日に進歩をしている元気な技術です
android もjava → kotlin が公式言語(google曰く)になったし
ios も objective-c → swift に変更になり言語も技術もどんどん進化しています
現在ほとんどのアプリでandroid ios両方でもリリースが当たり前になってきています。
両方の端末で開発をするとなると技術者不足や工数不足、お金の不足など沢山の問題にぶち当たります
そのため、クロスプラットフォーム技術もどんどん進化して行きます
今回紹介した React Native以外にもkotlin nativeなど似たような技術も存在しています
今後も自分の価値をあげるためにも、こういう技術はどんどん取り入れていきましょう