面倒臭い実行ポリシーの変更なしに，conda activate のエラーを解消する方法

ほかの記事との違い

PowerShell環境でAnacondaやMinicondaを利用するためには，ひと手間かかります．
この記事やこの記事やこの記事のように，「開発しよう」と思う度に，面倒な実行ポリシーの変更が必要です．
もしくは，セキュリティ上での危険を承知で，毎回コマンドを入力する手間を省くことができます．
あるいは，PowerShellをあきらめて，cmdをデフォルトのターミナルに設定する手もあります．

この記事では，
・面倒なコマンドを毎回打たずに，
・セキュリティも担保でき，
・それを**PowerShellで実現できる**
方法を紹介します．

1. VSCodeを起動する．
2. ターミナルに，conda init powershellと打って実行．
3. 左側のExtension（ブロックのようなアイコン）をクリックする．
4. PowerShellと打って一番上に出てくるものをInstallする．
5. 念のため，VSCodeを再起動する．
6. 左側にPowerShell Command Explorer（PowerShellのアイコン）が追加されているはずなので，クリックする．
7. ターミナルが立ち上がり，下記のような表示が出れば，成功．

                  =====> PowerShell Integrated Console <=====


(base) PS C:\Users\ほにゃらら\Documents\ほげほげ\src> 

実行ポリシーの確認

$ Get-ExecutionPolicy -List

        Scope ExecutionPolicy
        ----- ---------------
MachinePolicy       Undefined
   UserPolicy       Undefined
      Process          Bypass
  CurrentUser       Undefined
 LocalMachine       Undefined

Process単位なので，セキュリティ上も問題ないですね．

さらに欲張りな人のために

現在の状態だと，普通にPowerShellを使いたいとき，profile.ps1がロードできないだなんだ言われて邪魔なはずです．
それを解消します．

1. $env:USERPROFILE\Documents\WindowsPowerShell配下に移動する．
2. 前の工程でprofile.ps1が作成されているはずなので，Microsoft.VSCode_profile.ps1にリネームする．

補足情報

筆者のOSは
Windows 10 64bit