便利なものは使っていこう
こんにちは。
今回も引き続き"Webプログラミングとは"の基本部分と"知っておこう"の部分をおさらいしていこうと思います。
タイトルはもちろん、プログラミングのことに関してなのですが、語弊が生まれないように説明しておくと、丸暗記ではなく、仕組みの理解と使い方から入った方が効率的ですよ。ってことです。
もちろん、それぞれの単語の意味や背景も大事ですが、アウトプット前提でインプットした方が"質"も"定着"も段違いなので、おさらいしていきます。
ライブラリ
とは、簡単に言うと、"誰かが作った関数集"です。
実用的なプログラムを作る時に1から全てコーディングしようと思うと、大変な労力ですし、見合わず正確性も欠いていきます。
そこで、あらかじめ用意されている関数集をインストールして、組み込んで使用し、作っていくことが当たり前になっています。
これによって労力を削減しながら、自分の作りたい部分に集中でき、質も高まります。
＊注 なかにはライセンスによって、ソースを公開しなければならないものや、商用だと有料のものもあります。
フレームワークとAPI
ライブラリのうち、前提とするような基本的な機能を提供するものを
フレームワークといい、
OSや、他のソフトウェアが提供している機能を呼び出すものを、
API(Application Programming Interface )といいます。
どちらも大変よく使います。
インストール方法
大きく3つあります。
1.単純にコピーする
・・・インストールしなくても、自分の作ったプログラムと同じ場所にコピーするだけで動くものも数多くあります。
2.言語の機能を使ってインストールする
・・・追加のライブラリをインターネットからインストールするコマンドを備えるものがあります。
例) PHP なら pear(ペア)
Perl なら cpan(シーパン)
Ruby なら gem(ジェム)
3.独自にインストールする
・・・ソースコードをダウンロードしてビルドしてインストールする方法です。
ただし、代表的なものはOSのパッケージとして提供されているので、そういったものは、OSコマンドを使うだけでインストールできます。
出力のテンプレート化
Webプログラムでは、デザインも重要です。
しかし凝りすぎると、タグが複雑になり、プログラムが読みにくくなってしまうため、その際はテンプレートエンジン(テンプレートを処理できるライブラリ)を使います。
テンプレートには値が入る場所を特別なタグで埋め込んでおき、プログラムからは、そこに値を差し込んで出力します。
この方法のメリットとしては、
・出力が見易い
・出力の変更も簡単
・デザイナとプログラマとの共同作業がしやすい
などが挙げられ、好まれています。
CSSとJavaScriptで装飾する
CSSを使って装飾したり、JavaScriptを使って動きをつけたりすると、
見やすく使い易いUIをつくれます。
この二つを組み合わせて使ったりするのですが、厄介な部分もあります。
それは、Webブラウザやバージョンによって挙動が異なるという点です。
全ブラウザに対応しようとするなら、動作確認をとらなければいけなく、現実的ではありません。
そこで、
jQuery
JavaScriptのフレームワークなのですが、jQueryはブラウザごとの差異を吸収することができるため、ブラウザの違いをプログラマが意識する必要がなくなります。
その中でも、jQuery UI (ユーザーインターフェイスのライブラリ)などを使うと、スピンロールや、カレンダー表示などが容易にできます。
Cookieとセッション、データベース
Webプログラムは複数のページから構成されることがほとんどです。
その場合、ベージ間でのデータの共有が必要になります。
そこで使われるのが、Cookieとセッションです。
Cookie
・・・クライアント側に保存される
例） ショッピンングサイトの「カートに入れる」など
セッション
・・・サーバ側に保存される
例） アプリゲーム内で所持しているアイテムやお金など
データベースとは
データを保存したり、取り出したりする機能を提供するソフトウェアのこと。
汎用的なソフトウェアなので、さまざまなプログラミング言語からデータを呼び出せるように作られています。
プログラムとデータベースとは、データベースライブラリを使ってやりとりをします。
それ自体が独立していて、言語や各種ツールに依存しないので、例えば、
PHPから書き込んだデータを、Perlなどの他の言語で読み書きできます。
いくつか種類があるのですが、現在もっとも多く使われているデータベースは、
リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS : Relational Datebese Management System)と呼ばれるもので、単純にデータベースといったときは、ほとんどこれを指します。
RDBMSではデータを表として管理するのですが、
この表のことを、テーブル、中身の項目のことをカラム、データのことをレコードと呼びます。
操作方法
は、SQLという構文でやりとりします。
覚えておきたい構文としては、
1.CREATE TABLE / DROP TABLE
・・・テーブルの作成や削除をします
2.INSERT
・・・テーブルにレコードを追加します
3.SELECT
・・・テーブルからレコードを取り出します
4.UPDATE
・・・レコードを新しいデータで更新します
5.DELETE
・・・レコードを削除します
といったところになります。
細かいところはその都度調べながらやるものなので、なんとなーくでも理解できればいいと思います。
それでは今回はこのあたりで。