Goのdefer実行タイミング

慣れている人からすると当たり前なんですが、冷静に考えると間違えそうだったので、備忘録。

deferのタイミング

コード

func foo(str string) {
    fmt.Println(str)
}

func main() {
    str := "でぃふぁー"
    defer foo(str)

    str = str + "ぷりんと"
}

さて、この時表示する結果はなんでしょうか。

1. でぃふぁー
2. でぃふぁーぷりんと
3. ぷりんと
4. 空文字

正解は

結果

でぃふぁー

ですね。

defer関数の引数は実際の呼び出しが行われた時ではなく、deferステートメントが実行されたときに評価されます。

return時はどうなるか

ではreturnがある場合先なのか、後なのかどちらでしょう。

コード

func hoge() string {
	str := "でぃふぁー"
    defer fuga()
	fmt.Println("りたーんまえ！")
    return str
}

func fuga() {
    fmt.Println("いつかな？")
}

func main() {
	fmt.Println(hoge())
}

結果

りたーんまえ！
いつかな？
でぃふぁー

コードの並び順的には「いつかな？」→「りたーんまえ！」→「でぃふぁー」ですが、出力結果は違いますね。

deferで出力する「いつかな？」はreturnより先に実行されているのが確認できました。

おまけ

初心忘るべからずということで↓のXアカウントの方をお勧めします。簡単なコードですが「あれ、そういえば...」って感じで現状の自分の答え合わせとしてPostを眺めてみるのは面白いと思います。