はじめに
Qiita初投稿になります。
私はAndroidでアプリ開発を勉強しています。
去年、作ったアプリを初めて公開することができました。
今回はそのアプリにNend広告を実装しましたので、その時のことを記事にしたいと思います。
基本的にはマニュアルがわかりやすいので、そこまでつまずくことはないかなと思いますが、一部わからない部分が自分はありましたので、メモに残しておきたいと思います。
よろしくお願いします。
環境
- nend-sdk : 8.0.1
- AndroidStudio Arctic Fox 2020.3.1
- 使用言語 Kotlin
目次
nendのメディア会員に登録
一番初めに、Nendのメディア会員に登録しましょう。
HPから必要事項を登録して審査を受けます。
審査が通ったら、次はアプリの登録と、広告枠の作成を行います。
アプリの登録と広告枠を作成する
会員に登録が出来たら、次にアプリの広告枠の作成を行いましょう。
会員用の管理画面より、「広告枠の管理」のタブから広告枠を作成します。
もし、実装したいアプリをまだ登録していない場合は、まずアプリの登録を行いましょう。(メディア会員に登録するときに、アプリの登録を行っていれば、すでにアプリ登録はされていると思います。)
登録したアプリ名のすぐ下のタブに「広告枠作成」タブがあると思いますので、そこから自分が実装したい広告枠を作成します。
基本的に1広告(1実装)に対し、広告枠が1枠必要です。
例えば、バナー広告を1か所、インタースティシャル広告を1カ所実装したい場合は、広告枠は2枠必要になります。
広告枠を作成すると、広告枠に対する審査が発生します。
審査が通ると、実装するためのに必要な「apiKey」「spotID」が発行されます。
なお、審査は1日ほどで終わりますが、営業日でないと審査されませんので、土日に実装しようと考えている方は、平日に広告枠を作成しておくことをお勧めします。
nendのSDKを実装する
ここまでが事前準備で、ここから広告の実装に入っていきます。
マニュアルに沿って実装していきます。
マニュアルは日本語がありますので、わかりやすいと思いますが、ここでは自分がつまずいた部分をトピックとして記載していきます。
nendSDKの組み込み方法 (Gradleを使った方法)
nendSDKの組み込み方法には大きく2種類あります。
- Gradleで導入する方法
- aarファイルで導入する方法
最近のAndroidStudioでプロジェクトを作成すると大体Gradleが使用されていると思いますので、Gradleを使用してnendSDKを実装します。
マニュアルより、build.gradleにコードを実装していきます。
わかりにくかった部分としては、build.gradle(Project)にコードを実装するのですが、マニュアルの指定で1カ所っぽく見えますが、2カ所記述しないとSDKが認識されなかったことです。
buildscript {
repositories {
google()
maven {
// nendSDK
url 'https://fan-adn.github.io/nendSDK-Android-lib/library'
}
・・・
}
・・・
}
allprojects {
repositories {
google()
maven {
// nendSDK
url 'https://fan-adn.github.io/nendSDK-Android-lib/library'
}
・・・
}
}
自分の場合はbuildscriptとallprojectsのrepositoriesに記述したら認識されました。
Gradleを使用してnendSDKを組み込む場合は、自分でnesdSDKをダウンロードしなくても大丈夫です。
Gradleにコードを組み込み更新すると自動的にダウンロードされ、プロジェクトに組み込まれます。便利ですね。
各広告の実装
最後に広告の表示を行います。
各広告ごとに実装方法がマニュアルに書いてありますので、それに沿って行けばそこまで困ることはないと思います。
広告表示のテストについて
ちゃんと実装できたかどうかを確認するためにテストを行いましょう。
テストを行うときは、テスト用の「apiKey」「spotID」が各広告ごとに用意されているので、
実装したコードにテスト用の「apiKey」「spotID」を記述し、エミュレータor実機で テストをします。
無事にテスト広告が表示されていたら完了です。
作成した広告枠の「apiKey」「spotID」を記述する
テストまで完了したら、あとはテストように記述した「apiKey」「spotID」を自分が作成した広告枠の「apiKey」「spotID」に差し替えて完了です。
アプリがまだリリースする段階ではないのであれば、テスト用の「apiKey」「spotID」のままでも大丈夫ですが、リリース前には忘れないように「apiKey」「spotID」の差し替えを行いましょう。
おわりに
お疲れ様でした。
以上がNend広告の実装方法でした。
AdMobを実装したことがある方は、すんなりと実装できると思います。
しかし、私みたいなアプリ開発初心者にはマニュアルがあってもまだまだわからないことが多く、Nend広告実装の記事はあまりないため、今回執筆をいたしました。
少しでも参考になれば幸いです。
また、アドバイス・ご指摘ありましたら、コメントいただければと思います。