初めて知ったコマンド、初めて使ったコマンドを、意味もわからずにコピペで実行するのも怖いので、備忘録を残しておく。
parted コマンド
MBR (Master Boot Record) と GPT (GUID Partition Table) の両形式に対応した、パーティションの作成や削除などに使うコマンド。
- MBR
- 最大サイズ 2TB のパーティションを管理する方式
- GPT
- 最大サイズ 8.5ZB のパーティションを管理する方式
OS が 64bit で、パーティーションの分割が 4 つ以上の場合は GPT 一択
基本的な使い方
# parted [パーティーションの操作をするディバイス名]
例えば、# parted /dev/xvdg
と実行すると、対話モードになり、パーティーションの各設定をしていく。
オプションを指定
例えば、# parted -l
とオプションを指定すると、現在のパーティーションの情報を表示する。
# parted -l
Model: NVMe Device (nvme)
Disk /dev/nvme0n1: 107GB
Sector size (logical/physical): 512B/512B
Partition Table: gpt
Disk Flags:
Number Start End Size File system Name Flags
128 1049kB 2097kB 1049kB BIOS Boot Partition bios_grub
1 2097kB 107GB 107GB xfs Linux
使用例
# parted /dev/xvdg --script 'mklabel msdos mkpart primary 1M -1s print quit'
-
parted /dev/xvdg
デバイス /dev/xvdg のパーティーションを操作する -
--script
対話モードは使用しない
'mklabel...' 内の設定を実行する -
mklabel msdos
パーティーション形式を指定する- msdos - MBR 形式を指定する
- gpt - GPT 形式を指定する
-
mkpart
- mklabel で msdos を指定した場合 - mklabel [パーティーションタイプ(primary/extend/logical)] [ファイルフォーマット(省略可能)] [開始位置/1M] [終了位置(相対指定可)]
- mklabel で gpt を指定した場合 - mklabel [パーティーション名(例: untitled)] [ファイルフォーマット(省略可能)] [開始位置/1M] [終了位置]
-
print
パーティーション情報を表示 -
quit
parted を終了する
上記の -1s
は最後の 1セクタ までを指す (すべて使い切るのではなく、1 セクタ未使用で残す)。