ソリューション導入・運用のための個人的検討の覚書です。
ワンソリューションとマルチソリューションの比較
- 単にソリューションを増やすだけではコストは増加し、品質は劣化する
- 正解/不正解はなく、組織や企業の規模や環境、IT投資可能な予算、外的要因などによって状況は多様に変化する
- 現在はワンソリューションへの集約の方が主流(な気がする)
モデル | ワンソリューション | マルチソリューション |
---|---|---|
例 | チャットツールは Slack だけ | チャットツールは Slack、Teams など |
メリット | ・集約によるコスト低減 ・集約による利便性の向上 ・リソース集中による高品質維持 |
・多様な働き方を支援し、ユーザの生産性を向上 |
デメリット | ・多様なユーザニーズに応えられない | ・分散によるコスト増加 ・リソース分散による品質維持の難易度向上 |
対策
- 職種の特性に合わせたソリューションの提供
例:開発部門は Slack、全社共通は Teams - 評価指標の設定とバランスの考慮
・評価指標を設定し、「費用対効果」が出ているかを継続的に評価。
・不要なものは解約し、バランスを取る。
例:
・[KGI] ユーザ満足度平均 XX 以上、1人当りのコスト XX 円以下/月
・[KPI] 呼損率 XX% 以内、新規案件起案 XX 件以上 - まとめるところはまとめる
例:ID やセキュリティ、データ管理は Google Workspace を利用
呼損率
通信回線(設備)の容量不足によって、通信または通話がつながらない割合。
要求された全呼量に対し、実際につながらなかった呼量を割った値で表される。