そもそもpipとは
pipとは"Pip Installs Packages","Pip Installs Python"の頭文字をとったもので、Pythonのコンピュータのプログラムをインストールやアンインストール、ライブラリなどの管理を自動化するシステム
原因1 : そもそもPythonがインストールされていない
PipはPythonのシステムで、Pythonがインストールされていないとそもそも使えません。Pythonがインストールされているか確認する方法
コマンドプロンプトを開いて
python --version
と入力し、エンターを押してみてください。
PythonがインストールされていればPythonのバージョンが表示されます。
原因2 : 環境変数が設定されていない
環境変数が設定されていない場合、pipモジュールの場所がわからず起動することができません。
私もこれが原因でpipコマンドを使用することができませんでした。
対処法
1. py -mコマンドを使って起動する。
これは指定されたインストールされているモジュールを実行するもので、実行したいモジュールが環境変数に登録されていなくてもPythonが探して実行してくれます。
ターミナルに
py -m pip install インストールしたいパッケージ名
と入力してみましょう。
2. 環境変数を設定してpipコマンドを使用できるようにする。
1の方法でもpipコマンドを使用することはできますが、根本的な解決ではありません。
環境変数を設定してpipコマンドを使用できるようにしましょう。
環境変数を設定してpipコマンドを使えるようにする方法
1. Pythonのありかを確認する
コマンドプロンプトで
where Pyhton
と入力し、Pythonの場所を確認します。
出てきた結果がPythonの場所です。
後ほど使用するため、コピーしておきましょう。
3. コマンドプロンプトを開きます。
4. 開いたら右上にある検索ボックスに「システムの詳細設定」と打ち込みます。
5. するとシステムという項目が出てきますので、その下にあるシステムの詳細設定の表示をクリックします。
6. 環境変数をクリックします。
7. 二つ枠があるうちの下のシステム環境変数の変数が[Path]の行を選択し、編集を押します。
8. 環境変数に追加する
新規 をクリックし、1でコピーした文字列をペーストし、python.exeをScriptsに書き換えてエンターを押したら完了です。
9. 設定できているかの確認
最後に環境変数が設定できているかを確認するためにコマンドプロンプトを開き、
pip --version
と入力しましょう。
バージョンが表示されれば成功です。