この記事の目的
ubuntuにgoogle-drive-ocamlfuseを導入した際、ほんの少し手こずったので備忘録として作成しました。
やり方
1. google-drive-ocamlfuseをインストール
こちらを参考に下記コマンドを実行しました。
sudo add-apt-repository ppa:alessandro-strada/ppa
sudo apt update
sudo apt install google-drive-ocamlfuse
2. Google CloudからクライアントID・シークレットを取得
こちらを参考にしました。プロジェクト名をgdrive-ocamlfuse
、アプリ名をGoogle Drive for Ubuntu
としてIDとシークレットを取得しました。
3. google-drive-ocamlfuseを設定後、Google Driveをマウント
home
ディレクトリにフォルダgdrive
を作成したのち、下記コマンドを実行しました。
google-drive-ocamlfuse -id (省略).apps.googleusercontent.com -secret GOCSPX-(省略)
google-drive-ocamlfuse ~/gdrive
上記1つ目のコマンドを実行すると、『「Google Drive for Ubuntu」にアクセスを許可しますか?』というようなブラウザ画面が開かれるので、許可します。
以上がgoogle-drive-ocamlfuse(0.7.32)の導入方法です。
所見
Ubuntu標準のオンラインアカウントを使ってもGoogle Driveにアクセスは出来ますが、VSCodeでcode-workspace
ファイルを起動できない点が不満でした。その点こちらはオンラインアカウントと違ってマウント扱い?(よく分かっていない)のためcode-workspace
を起動でき便利です。
手こずったこと
当初、google-drive-ocamlfuse
コマンドのみで認証設定ができるとの記事をもとに試したところ、Error: You should specify a client id (-id) and a client secret (-secret)
というエラーを吐かれてしまいました。
こちらの記事によると、バージョンの違いによって挙動が異なるようです。0.7.30では一発認証が出来た一方で、0.7.32では認証設定を自分で行う必要があるようでした。(少なくともUbuntu 22.04.5では)