ツウに思われる一言
「好きなJavaScriptフレームワークは何ですか?(どうせreactかvueだろ)」
「・・svelte かな」
「こいつできる・・!!!」
なんていう冗談はさておき。
The State of JavaScript
2万人以上の開発者にアンケートをとって
その年のトレンドなどをまとめたWebサイトがある。
その2019年版が最近公開されて、
特筆すべきは「関心のあるJavaScriptのフレームワーク」に svelte が2位にランクインした。
引用:https://2019.stateofjs.com/front-end-frameworks
Svelteとは
JavaScriptフレームワークの一つ。
reactやvueと決定的に違うのは、コンパイルが必要になること。
ただし、コンパイルすることでピュアなJavaScriptになるので
ライブラリのバージョンに依存することがなく、ランタイムが無いのが特徴。
簡単に言うと
実行がめっちゃ早くて、 svelte.js
みたいな読み込みが不要ということ。
Svelteの開発者
svelteの開発者はリッチハリス (Rich Harris) という人で、rollupの開発者としても有名。
rollupとは、webpackと同様のバンドルツールで
まあ、界隈では有名な方。
そんなリッチハリスが作ったJavaScriptフレームワークということもあって
品質はある程度担保されているし、業界的にも注目されていることがわかる。
svelete自体は2016年の11月にリリースされていたが
ようやく世間の関心がsvelteに向いたと言える。
関連プロダクト
cliツール (reactでいう create-react-app)
現状、cliツールは存在していなくて、テンプレートから作るスタイル。
npx degit sveltejs/template my-svelte-project
cd my-svelte-project
npm install
npm run dev
参考: 公式サイトの Getting Start から
https://svelte.dev/blog/the-easiest-way-to-get-started#2_Use_degit
SSR対応ツール (reactでいう Next.js)
sapperというプロダクトが公式からリリースされている
静的サイトジェネレータ(reactでいう GatsbyJS)
現状、存在していない。
厳密に言うと sapper で静的ページの生成も可能となっている。
npx sapper export
参考: 公式サイトより
https://sapper.svelte.dev/docs#sapper_export
まとめ
- State of JavaScript で
svelte
がランクインした -
svelte
はコンパイルが必要なフレームワーク - ピュアなJavaScriptになるのでライブラリ依存やランタイムが無い
これだけ関心が高いと
2020年は「svelteを使ってみた」という記事が増えてくると思われる。