Windows7/msys2+mintty+bash前提。
microを使いたかった
nanoがよかったのでmicroも使いたかった。なぜならシステムのクリップボードにコピペできるらしいから。神か。
いま熱い最新スクリーンエディタmicro ことはじめ - Qiita
Chocolateyでインストールしようとしたらなんかエラー吐かれたので、とりあえずバイナリ落として~/binに置いた。
んで起動してみたら、no suitable screen available
とかエラー吐かれた。
なんかCygwinかそれ系では動かないらしい。(no suitable screen available. Conemu Windows 10 · Issue #201 · zyedidia/micro)
げひー。
nanoでOSクリップボードのコピペをしたい
萎えたが、諦めてnanoでコピペすることを考える。
Vimもそうだが、おおかたのターミナルエミュレータ上で動作するテキストエディタでは、いわゆる「クリップボード」がOS標準のソレとは独立しており、相互にコピペできない。
とはいえVimだと+clipboard
でビルドされてると直接コピペめいたことができたりもする。(vimエディタからクリップボードを利用する。 — 名無しのvim使い)
nanoにはこういったオプションはないようだ。
ただし、nanoはターミナルエミュレータ、この場合はmintty上で動作しているわけで、minttyの機能でコピペはできるのではないか。
minttyでペースト(成功)
minttyでは、デフォルトではShift+InsertでOSクリップボードからのペーストができる。これは、nano上でも問題なく動作した。
minttyでコピー(失敗)
minttyでは、デフォルトでは文字列をマウスで選択することでコピーができる。
が、**nanoではマウスによる文字列選択ができない。**マウスクリックでカーソル移動はできるが、ドラッグで選択はできないのだ。
キーボードで文字列選択はできるが、当然これではコピーされない。
これはmintty前提の話だが、他のターミナルエミュレータでも難しいように思われる。
/dev/clipboardでコピー(成功)
仕方ないので、別の手を考える。
nanoの外にテキストを出す方法は、バッファをファイルに書き込むしかない。
そこで、神は我々に/dev/clipboardを与えられた。
かなり無理矢理だが、以下の方法で「現在のバッファの指定のテキスト」を/dev/clipboardに書き込むことが可能。
- 現在のバッファでテキストのコピーないしカットをする。
- ctrl+rで新規バッファを作成し、meta(opt)+>(<)で切り替え。
- ctrl+uでアンカット(貼り付け)
- ctrl+oでバッファを保存。ファイル名を/dev/clipboardにする。(上書き保存)
正味やってらんないので、そこまでするくらいなら大人しくVimを使ったほうがいいと思う。