TyranoScriptで、複数単語からランダムに1つ選んで表示する

対象

対象読者は、TyranoScript初学者です。
V5で動作確認しました。

経緯

探して見つからなかったので、テクニックサンプルを参考に作りました。
マクロで実現しています。
即席なので改善の余地があると思います。

マクロ定義

macro

;rand word
  ;一時変数tf.randwordに結果が格納されます
  ;var属性に変数名を指定すると、そこにも結果を格納できます。var属性は省略可能です
  ;使用例：今日は[randword a="'赤','緑','青'" var="f.tobira"]の扉を選ぶぜ。選んだ扉は[emb exp="f.tobira"]だ
  [macro name="randword"]
    [iscript]
    var max   = eval("tf.a = [" + mp.a + "]; tf.a.length - 1")
    var min   = 0
    max = Number(max)
    min = Number(min)
    var rand    = min + Math.floor(Math.random() * (max - min + 1))
    tf.randword = tf.a[rand]
    if (mp['var']) eval(mp['var'] + ' = "' + tf.randword + '"')
    [endscript]
    [emb exp="tf.randword"]
    [endmacro]

使用例

上記マクロ定義をfirst.ks等で実行し、

sample

今日は[randword a="'赤','緑','青'" var="f.tobira"]の扉を選ぶぜ[r]

;一時変数tf.randwordに結果が格納されます
何？[emb exp="tf.randword"]の扉を選ぶだって？[r]

; var属性に変数名を指定すると、結果を格納できます。var属性は省略可能です
選んだ扉は[emb exp="f.tobira"]だ[r]

を実行します。

補足

長い文章をランダムで選ぶ場合、複数行に書いたほうが読みやすいことがあります。
複数行に書きたい場合、変数を経由する手があります。

sample2

[eval exp="tf.a0='燃え盛る太陽のような、何よりも熱く眩しく輝く赤'"]
[eval exp="tf.a1='生い茂った森林のような、どこまでも深く豊かな緑'"]
[eval exp="tf.a2='果てしない大空のような、雄大に澄み切った青'"]
今日は[randword a="tf.a0,tf.a1,tf.a2" var="f.tobira"]の扉を選ぶぜ。選んだ扉は[emb exp="f.tobira"]だ

備忘

まず以下を作成しました。のち、それをマクロ化し、機能の追加を行いました。

getrandname_sample

;公式テクニックサンプル2の getrandname を使い、
;複数単語からランダムに1つ選んで表示する
;公式テクニックサンプル2 https://tyrano.jp/sample/sample2

[getrandname name="tf.a[{R}]" min="0" max="& tf.a = ['赤','緑','青'];tf.a.length - 1"]

今日は[emb exp="& tf.randname"]の扉を選ぶぜ

参考

ティラノスクリプト公式 テクニックサンプル集②