1
0

はじめに

ひょんなことから、Autopilot を実施する際に Windows Update が実施されないようにしたい・・というニーズが生まれたため、検証してみました。

なお、Autopilot は、インターネット への接続が必要ですし、OS では 既定で Windows Update が有効であり、OOBE 中に更新が掛かる仕様になっていますので、止めるのは結構やっかいなのですが、やれる範囲でやってみた・・・という内容になっています。

注意事項
この記事で紹介した方法は、OS で正式にサポートしている行為ではないため、これで キッチリ更新が 100% 止まっているか、その他の機能に問題が出ないかは 誰も保証できません。自己責任でやってください。

Autopilot の構成については、以下の記事で説明していますので、参照ください。
本記事では、この構成が済んでいる前提で説明していきます。

試してみた方法

  1. 有線 LAN ケーブルを抜いた状態で、新品 PC(またはリセット後のPC)の電源を入れます。すると、国または地域 の選択画面になります。
     
  2. ここで、[SHIFT] + [F10] を押すと コマンドプロンプト が表示されます。
     
  3. さらに、[Winodws キー] + [R] を押すと、ファイル名を指定して実行 ウィンドウが開きます。
     
  4. コマンド欄に、ms-settings: を入力することで、設定パネルが開きます。
     
  5. ここで、Windows Update の設定ページで 1週間一時停止する を押します。
    項番1~5の流れは、以下の画面の通り。
    image.png
     
  6. すると、以下の画面の通り、更新が一時停止されます。
    image.png
     
    そのあと、ウィンドウを閉じて LAN ケーブルを挿して(または WiFi に接続して)から、ウィザード(地域設定 と キーボード設定)を進めます。そのあと、以下のように 最新バージョンを利用していることを確認しています と出て、再起動が掛かります。ここで、更新しちゃっているのか・・・という一抹の不安がありますが(厳密なチェックは時間が無くてやれていません)
    image.png
     
  7. 再起動後に、サインイン の画面が表示されますが、 再度 [SHIFT]+[F10][Windows]+[R]ms-settings: から Windows Update の設定を開くと、一時停止のままになっていることが確認できます。うまく行ってそう。
    image.png
     
  8. ウィンドウを閉じてから、通常通りの Autopilot を発動させます。Windows Hello for Business の初期設定などを実施して、ようこそ画面 などを眺めて待ちます。
    image.png
     
  9. 初回サインイン後に、Windows Update の設定を見てみると、最初に設定した 一時停止 のままになっています。
    image.png

いちおう、これで Autopilot の実施前に Windows Update を停止させてから Autopilot を実行できることが確認できました。

参考

おまけ

OOBE 中に、以下の画面から 更新プログラムのアンインストールも可能でした。
image.png
 
こんな感じ。そのため、この画面で 微調整してから 先へ進めるという事も可能そうですね。
image.png

参考

OOBE 中に [SHIFT] + [F10] を押す方法は、以下の勉強会に参加した際に、教えていただきました。

1
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0