エンジニアは技術の進歩や流れを捉えながら、汎用性を持ちつつ、専門性の高い技術で、あらゆる要求に対して、システムを実現していかなければなりません。
複数の案件を管理して、各システム固有のフローを覚えることも必要となり、その作業量は、到底、1日の業務時間だけで賄えるものではなくなり、仕事に縛られ蝕まれていく事が多いと感じています。
全てのIT企業が上記のようなブラックな状況にあるわけではありませんが、ベンチャー企業や中小企業ではあるあるネタになっているケースが多く感じられます。
そして、過酷な労働環境から、知らないうちにストレスや疲労の蓄積による身体機能の低下により、うつ病や体調不良を」患い、予期せぬ病気が発症してしまい、最悪の場合、死亡するケースもあります。
寝ても寝ても眠い様な状態が続くと、判断力や思考力が低下して、ミスを引き起こしやすくなります。
IT業界は、他の職種と違い、開発を進める時の選択肢が多く、人材の見極めや確保が難しく、想定通りの流れで進めることが非常に難しいため、ストレスや疲労は、他の職種に比べても大きいとされています。
また、配属される現場毎に、仕事の行い方や文化があるため、急激に仕事が楽なったり、重たくなったり、極端な変動を見せるのも、IT業界ならではの悪い風習です。
そのため、その日に溜まった疲労やストレスは、その日にしっかり落とすことがとても重要であると考えています。
「一日の質」を高める努力が「IT技術の習得」と同じくらい大切なことであることを理解していただきたいです。
その中で、手っ取り早く簡単に実施できることが、「生活習慣の見直し」です。
睡眠の質を向上させ、生活リズムを整え、適度な運動を行い、バランスの良い食生活を実践することです。
一見、大変そうに見えますが、やるべきことは単純でルーティーン化しやすいものばかりです。また、生活習慣の見直しをするだけで、ストレスに対する抵抗力が付き、ストレスの軽減にも繋がります。
参考リンク: 寝ても寝ても眠い原因とあなたとわたしの事情
エンジニアの仕事は、とてつもなく大変で過酷な労働を強いられることが多いですが、その分、社会貢献度や達成感ややりがいも非常に大きい仕事であると考えています。
過酷さに心が折れて病気にならないためにも、しっかりと睡眠、運動、食事を取り、一日の質を高めて、諦めるのではなく、立ち向かっていく志を持っていきましょう。