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マナビDX Questで得たものAdvent Calendar 2023

Day 20

マナビDXクエストで見つけた新しい可能性:MDXQの四つの効果

Last updated at Posted at 2023-12-19

プロローグ

この記事はマナビDX Quest で得たもの Advent Calendar 2023 シリーズ2 20日目の記事です。

寒さが本格化してクリスマスも近づきこの企画も終盤にさしかかっていますね。このようなとてもいい企画に参加させていただきありがとうございます。

初めてお話を聞いたとき、アドベントカレンダーの風習や仕組みをよく知らずに1人で25記事も書けませんよ!と勘違いしていたCappaです。(噂では1人で25記事書いている方もいるとかいないとか…)今年度のマナビDXクエストのPBL02に参加させていただきました。主催者、関係者の方々からお話を聞いていたのに滑り込みでの投稿失礼します。駄文になりますが息抜き程度に気軽に読んでいただけたら幸いです。

目次
プロローグ
想定読者
4つの効果
ここまで読まれた方はすでにお気づきかもしれませんが
MDXQ効果を受けてのネクストアクション
最後にこれを読んでくれた人に向けて
私が一番言いたかったこと
エピローグ

想定読者

  • 今年度参加者でマナビDXクエストの他参加者の意見や感想など聞いてみたい方。
  • 参加したことはないが、来年度以降(開催されるかは不明だが)マナビDXクエストに参加検討中の方で、どのようなメリットを得られるか知りたい方。

この記事は何を含むか

筆者個人の参加経験から考えたマナビDXクエスト(第1ターム)に取り組んだあとに得られる効果4つをご紹介。そして最後にその効果を生かして筆者はなにに取り組んだのかを少しだけ補足します。

この記事は何を含まないか

  • 来年度参加検討中の方へ、マナビDXクエストの詳しい教材内容などには触れません。
  • 記載の効果については個人差があり、筆者の1サンプルとしてお考えください。

読み終えたあとの読者のゴールは

  • 経験者の方は、他参加者の意見を参考にこの経験を今後効果的に活かす方法を考えるきっかけを得られる。
  • 未参加者の方は、紹介された効果を実感したくなり来年度以降のマナビDXクエスト参加が待ち遠しくなる。

公式サイトより

マナビDX Questが大切にしたいこと
#1"実現"の激流に、飛び込もう。
#2"競争"と"共創"。学び合うクルーであれ。
#3挑む人々の“港”になるコミュニティを。

4つの効果

マナビDXクエストから得られた効果4つとは?
マナビDXクエストに参加することで得られる4つの効果を説明します。

Motivation(動機付け)

「動機付けは、個人が目標に向かって行動を起こす内的な推進力を意味します。これには、個人の内面から湧き出る内発的動機付けと、外部の報酬や認知から生じる外発的動機付けが含まれます。動機付けは、行動の方向性、持続性、そして強度を決定し、目標達成や自己実現に不可欠です。」

この動機付けにはいろいろあると思いますが、まずシステム的なものに絞っていうと、PBL(プロジェクトベースドラーニング)の課題設定のよさでしょうか。
公式サイトの"実現"の激流に、飛び込もう。の言葉通り、PBL(プロジェクトベースドラーニング)は実践形式での課題が与えられます。想像してください。泳げないカッパなのに、激流の海に投げ込まれるのです。泳げないのでこのままでは命に関わるのですが、もがいているうちに完璧ではないにせよ、泳ぎ方を習得していきます。
初回の課題設定から最終目標まで実践でのケースを模倣したもので構成されていて、途中に小目標としての課題設定もされ、進みやすくされています。最初は何がなにやらわからないのですが試行錯誤と同じPBLメンバーからのサポートでいつの間にか泳いでいる自分にきっと誰しも驚くでしょう。私はそうでした。
この経験が上記のまさしく、「外部の報酬や認知から生じる外発的動機付け」でありこの成功体験が次の挑戦も成功できるのでは?!というさらなるMotivation(動機付け)になるのではと思っています。

Drive(意欲)

「意欲は、個人が特定の目標や成果を達成しようとする強い内的な欲求です。この強力な動機付けは、長期間継続する持続性と、目標指向性を持ち、困難や挑戦に直面しても維持されます。意欲は、目標達成や個人の成長に重要な役割を果たします。」

こちらは、動機付けと似ていますが、より内面的で長期的に作用するものと捉えて説明します。
この意欲で一番大きいものは、やはりマナビ内で出会える人の多種多様さ、関わり会える仕組み(SlackやHEREEなど)を利用して、いろんな方と出会える点でしょうか。人の成長や成果に影響するものは、遺伝や(個人のみでできる範囲の)努力よりも周囲の環境だという話もあります。普段の生活ではなかなか変えられない環境にいても、マナビDXクエストに参加していく中で、自分の意思で環境を多少なりとも変えることができるのでは思いました。そもそも積極的に参加している人はそれだけで何かを努力して変えていこうとしている人達だと、勝手ながら思っています。そんな人達の中から、近い目線で切磋琢磨していく仲間を探すもよし、他領域の人を見つけて新しいことを吸収するもよし、自分より先に進んでいる人を見つけてより具体的なロールモデルとし学ばせてもらうのもよし、いろんな方法でDrive(意欲)を得ることができて、それこそやれることが多くて、どうしていきたいのかは自分次第なのだなと感じる環境でした。

X-factor(Xファクター)

「Xファクターは、個人が成功を収める際に重要な役割を果たす、特定できないが魅力的な要素です。この独特な特質は、人を魅了し、通常の能力やスキルを超えた影響を及ぼすことがあります。これは、個人のカリスマ性や才能の象徴であり、成功の重要な要因となります。」

わざわざマナビDXクエスト参加しなくてもスキルを学べる方法は他にもたくさんあるのではないか、と思われる方もいるかも知れません。しかし、これだけ多種多様な人がこれだけの人数が集まり、自由に交流する機会まで与えられる環境だからこそこそ見つけられるものがあるのではないかと思います。それがX-factor(Xファクター)です。人対人だからこそ生まれる感情や効果は一概に定義するのは難しく、しかし実感としては確実に存在する、人を引き寄せる魅力のようなものがAIが台頭してきた時代であっても、いやだからこそ重要となってくる要素かもしれません。マナビDXクエスト内でも様々な場所で人対人の交流が発生していきます。そのなかには個人の持つ単純な知識やスキルだけでは説明できないけれど、人を集める何かがあるような方がいたりします。それは必ず大勢や万人に対するものだけではないかもしれませんし、個人対個人の場面で光るものだったりもするかもしれません。このような視点で周りにあるX-factor(Xファクター)をまたは自分のX-factor(Xファクター)となりうるものを考えてみるいい機会にもなるのではないかと思います。

Quickness(迅速さ)

「迅速さは、素早く効率的に行動を起こし、タスクやプロジェクトを完成させる能力を指します。これは、短い反応時間、効率性、そして変化する状況への柔軟な対応力を含みます。迅速な行動は生産性を高め、競争優位をもたらし、顧客満足度を向上させる重要な要素です。」

ChatGPTなどのLLMが普及した影響で、あらゆる業務での処理速度、アウトプット速度があがっています。そしてその影響は、変化のスピードについていけるかどうかの私達自身の対応力のQuickness(迅速さ)が求められるということにまで及ぶのではないでしょうか。
マナビDXクエストで学ぶべき主題であるDX推進(社内業務のIT化)に内容的に(来年度以降は特に?)直接関わるのはもちろん言うまでもないかもしれません。そして、それらを学んでいく学び手という観点からもLLM普及の影響で、学び方はどう変わっていくのか、それについていくためのQuickness(迅速さ)を実感するのにもとても有意義な内容だったと思います。私自身は特に知らないことばかりでのマナビ参加でしたがLLMが新しいことを学ぶ敷居を大きく下げてくれているように感じました。このタイミングで参加できたことは幸運だったかもしれません。

ここまで読まれた方はすでにお気づきかもしれませんが

Motivation(動機付け)
Drive(意欲)
X-factor(Xファクター)
Quickness(迅速さ)

これら4つ全ての頭文字をを合わせると!!

「M」「D」「X」「Q」!!!

なんという偶然でしょう!マナビDXクエストの略称(MDXQ)と一致します!!こんな隠れたメッセージがあったとは!いったい誰が予想したでしょうか!!(笑)

MDXQ効果を受けてのネクストアクション

はい、言いたかったことは言えて満足したので、そんな茶番はひとまず置いて、これらの経験、効果を原動力にして次に生かさない手はありません。第1タームを終えた私は動き出しました。それを簡潔に書いて触れておきます。(私は不参加なのですが、おそらく多くの方は同じ勢いで地域企業協働プロジェクトに参加されていると思います。)

E資格の勉強

「E資格」は日本のAI専門資格で、ディープラーニングや機械学習などのAI技術に関する知識と実践スキルを認定します。AI分野のキャリア向けに、幅広いトピックをカバーする試験が実施されます。

第一タームが終わった直後に認定プログラムの申込みをして、勉強を開始しました。約二ヶ月半程度(執筆時点)でほぼ学習範囲を一通りだけ終えているような状態です。関連資格にG検定もありこちらから入られる方が多い印象ですが、AI実装面での知識取得が主な目的なのと自ずとG検定の範囲とも被ってくるためE資格の勉強から入りました。あわよくば、2024年2月試験を受けられたらなと思い始めましたがやはり結構な時間が取られて、シラバス変更があるため不本意なのですが2024夏頃の試験を受けるかもしれません。

yukiCup 2023 Autumn x atmaCup

データ分析コンペ好きが集まって短期間コンペをみんなで楽しもう!をコンセプトに開催するデータ分析コンペです。
初心者から上級者まで楽しめるコンペを目指しています。8 時間という短い時間でコンペに取り組み、その日のうちに解法共有までしてしまう、タイムパフォーマンスの良いコンペです。
** 今回は大人気データ分析コンペ atmaCup とのコラボ開催です!! **

マナビDXクエストでのPBL02で経験した初めての画像コンペ(データ分析コンペ自体がそもそも初めて)が楽しかったのもあり、本格的にKaggleなどを始める前のタイミングとしてデータ分析コンペがどんなものなのか知りたく参戦しました。結果は82位(112人中)でした。制限時間が8時間と限られる中でできることを特徴量作りのみに絞って挑んだ結果、スコアの上がるものは作れず惨敗でした。

atmaCup #16 in collaboration with RECRUIT

atmaCup とは atma 株式会社 が主催するオンサイトデータコンペティションです。
データコンペティションとは、主催から配布されるデータを分析し、設定された課題に対して予測を作成し、その精度を競うイベントです。atmaCup は実際に集まって分析を行う点、短時間で分析を行わなくてはならない点が特徴のコンペティションです(現在はコロナウイルス感染防止のためオンラインでの開催を主としています)。
第 16 回の今回は 株式会社リクルート様との共同開催です!! (リクルートのデータ推進室の詳細はこちらをご覧ください)

マナビDXクエストでのコンペを含めると3回目の挑戦となるコンペです。SNS上でも盛り上がりを見せるコンペで、マナビDXクエストでお見かけしたこともある人も参加すると聞いてとても楽しみにしていました。結果は99位(666人中)でちょうどtop15%ライン上でした。比較になるかはわかりませんがKaggleの銅メダルがtop10%以上らしいです。シンプルなテーブルコンペはyukiCupで画像コンペはマナビDXクエスト内でやったのでという自信がなぜかあったのですが、「今回のお題は、セッション内の行動ログから、予約する宿を予測してもらいます(Session-Based Recommendation)です!」と言われ、まったくといっていいほど何もわかりませんでした。前回のyukiCupの反省を活かし、ディスカッション(先駆者が情報を提供してくれる掲示板)をできる限り追いかけることに注力しました。それでも実装面のスキル不足かまともなコードを書くのに大変苦労しました。ChatGPTに頼るだけでは難しいことを痛感しました。

最後にこれを読んでくれた人に向けて

  • マナビDXクエスト経験者の方には、他参加者のひとつの意見とし参考にしてもらい自己理解と今後の成長に向けての一助となれば幸いです。そして第1タームでお世話になった方々にはお礼を言わせていただきます、ありがとうございました。
  • マナビDXクエストにまだ参加されたことのない方には、これを機に興味を持っていただきぜひ来年度以降(開催されましたら)ぜひ参加してもらいこのコミュニテイを盛り上げていただけたらなと思います。

私が一番言いたかったこと

誰か!!チームマージしてくれませんか!!!
データ分析コンペではチームを作り一緒にスコアアップを目指すというチームマージがあります。今すぐではレベル不足なので不可能なのは承知ですが、知識とスキルが追いつき本格的にKaggleで結果を出せるようになったそのときには誰かよろしくお願いします。単純に仲間とわいわいやりながらというのがとても羨ましいです。

エピローグ

結局、X-factor(Xファクター)ってなに?
初めて聞いたのに、知っているかのようにして強引にX-factor(Xファクター)なんていう言葉を持ってきてはいますが、言われてみれば結構重要な考え方なのかなと思いました。
X-factor(Xファクター)には、人を惹きつけるカリスマ性、革新的なアイデアを生み出す創造性、ひらめきに基づく直感力、深い情熱や熱意自然なリーダーシップ能力、そして他人の感情を理解し反応する感情的知性(EQ)などが具体例としてあげられるらしいです。後半の3つは人間関係の中で育まれるものですが、個人的にはこのあたりに注目しています。どれが正解なのかはわかりませんが、スキルや知識がある一定のレベルまで簡単に引き上げられる可能性のある昨今、周囲と差別化を図る必要性がますます増えると思います。その差別化を図る一つの要因としてこれらのような視点を考え自分独自の強みに加えることができたのなら素晴らしいことなのではないかと考えさせられました。個人的にですが、結局最後には「人の間にしか生まれないものが強い」と感じたマナビDXクエストでした。よかったらみなさんの思うX-factor(Xファクター)も教えてください。長らくの間お付き合いいただきありがとうございました。

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