1年後の自分へ
「あ~あ去年の今頃はあんなにプロトタイプしてたのになぁ、最近してないなあ」と思っているかもしれない!
全くその通りだ!
折角汗水垂らしてプロトタイプをえんやこら頑張っているのになんだその様は!!
Qiita投稿やらnote投稿やら毎週のように頑張っていたのに、「うわあ懐かしいねぇそんなこともあったな」で終わっているのであれば許さんぞ!
今が多分過去で一番アウトプットしているのかもしれない。
受験勉強の時が過去一勉強していたが、それとは別種の辛さだ。
1年後、この記事を読んで「あの時のアウトプットは、今どう生きているんだろうな」と考えてみてほしい。
アウトプットしないこと
まず気を付けないといけないのは、そのぐうたらしていること自体を非難しているわけではないということだ。
きっと色んな仕事に追っかけられてアウトプットする余裕が無いことだろう。
昔趣味でやってた書評noteがあまりに不定期すぎる投稿だったことを思い出せば容易に想像できることだ。
なので、アウトプットをしないことは、それだけの理由があるのだから仕方ないと思うし、「なんでもアウトプット、とにかくアウトプット」みたいなのは宗教じみて君も好きではないはずだ。
そもそもなぜアウトプットするのがいいことなのか、という問いに対して「セルフブランディングができるから」という答えをよく見かけるよね。
でも、「セルフブランディングすることが君にとって本当に幸せになるのか?」「本当にセルフブランディングになるのか/なっているのか?」ということや、あまりにセルフブランディングにこだわりすぎて「うわあこの記事はだめだあ」とか「この記事は調子いいね、俺天才」とかで一喜一憂して体を壊す承認欲求お化けになること(ここは個人によって是非が違うと思う)について議論があまりされないように思う。
かつて君がInstagramで承認欲求お化けになりかかったときの辛さを思い出せば、きっとLGTM目当て「だけ」で記事を書く姿勢が君のキャラにあっていない(もちろん人によって趣向が違うので、この考え方は絶対他人に押し付けてはいけない)ことは分かるはずだ。
その部分、つまり「なんでアウトプットするのか」そして君の大好きな幸福論については1年後また考えてみてほしい。
アウトプットの2つの役割
今の僕を考えを備忘録として載せておこう。
アウトプットには2つの役割があると思うんだ。
1つが「目的としてのアウトプット」、1つは「手段としてのアウトプット」だ。
目的としてのアウトプットとは、アウトプットそのものが楽しい!だからやりたいんだ!ということだ。
Qiita記事は書いていて楽しい。
色々な人が見てくれるし、自分が表現できる場として本当に良いプラットフォームだと思う。
君はいろいろなことを考えたがりなので、頭の中で考えていることを時々吐き出すためにnoteを書いたことがあったと思う。
そういう「アウトプットしたい」という気持ちdrivenなアウトプットは非常に気持ちがいいし、「最近アウトプットが楽しい!」という気持ちは最高に大事にしてほしい。
ここで注意してほしいのは、アウトプットが楽しくないときに「最近アウトプットが楽しい!と思いこまないと・・・」と無理くり考えないでほしい。
楽しくないものは楽しくないし、どんなに好きなものでも余裕が全然ない時は楽しく感じなくなることなんてざらにあるだろう。
笑いや思いやりにはどこか偽物を感じるけれど、怒りは素の感情だ的な言葉を聞いたことがあると思うけれど、もしイライラするぐらい楽しくないならば自己分析する絶好のチャンスととらえて、自分の素の部分を掘り起こしてみるのもいいかもしれない。
一方で手段としてのアウトプットとは、達成したい目的が別にあるときにアウトプットを手段として使う、ということだ。
君も研究室時代、中間発表というアウトプットの場が無かったらデータ整理なんて全然できてなかっただろう?
それと同じで、アウトプットすることで情報を整理整頓ができて、足らないところは足すし伝えにくいところは勉強するし、という人の目を使って勉強のインセンティブにすることができるだろう。
また、自分のための備忘録という意味でも非常に優秀だ。
1年後の自分に向けて書くメッセージとして体裁を整える必要があるし、1年後の自分としても便利な資料になるだろう。
技術力を今後身に着けていきたい、キレイなコードを書いていきたいという意志があるのであれば、是非今後も書いていってほしい。
今は毎週強制アウトプットをしていて正直辛い。
けれど得られたものもものすごく大きいことを感じている。
何より物事の価値観が色々ごろごろ変わったのを身に染みて感じている。
この2つのアウトプットを是非是非見直して、色々考えてほしい。
おわりに
以上が現段階で僕の頭にあるアウトプット論的なのをサクッと書いてみた。
君は地道に頑張ることができる人だけど、すぐに調子に乗る悪い癖がある。
今僕はIT業界に入ってまだ2年目だけれど、上には上がいるしいちいち一喜一憂していたらとても身が持たない。
この記事を読んで、少しでも何かの考えの刺激になったとしたら嬉しい。