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【AWS】CLFを2ヶ月で取得するロードマップ

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本記事は弊社のクラウド推進チームにて作成いたしました。
これからCLFの取得を目指す方のご参考になれば幸いです。

目次

学習スケジュール

AWS Certified Cloud Practitioner(AWS CLF)とは

公式より引用

AWS Certified Cloud Practitioner は、AWS クラウド、サービス、用語の基礎的かつ高度な理解を持っていることを証明します。 これは、IT やクラウドの経験がまったくない個人でクラウドのキャリアに切り替えるか、基礎的なクラウドリテラシーを求めている基幹業務の従業員にとって、AWS 認定ジャーニーの良い出発点となります。

 
ざっくりまとめると

「クラウドとは」「AWSとは」「AWSの特徴やサービス」を問われるAWSの入門資格

学習のポイント

  • インプット学習よりもアウトプット学習の方が効果が大きいと言われている

    • AWS CLFに限らず、資格を取得するための最短の学習方法は問題演習を繰り返すこと
       
  • 自分が何のために資格を取得したいのか、に応じて学習媒体や方法は調整して構わない

    • 実際にAWSに触れてみる、といった学習方法は資格取得だけを目指すのであれば不要だが、実務でAWS触るイメージがつきやすい

    (例1)システムに触れることはない営業が、エンジニアや顧客と会話する上で必要な知識をつけるために取得したい→実際にAWSに触れる必要性は低いので座学オンリーで学習

    (例2)AWSやクラウドに興味があって、実務で触れるような環境に身を置きたい
    →将来を見越して積極的にAWSに触れる学習を取り入れる
     

  • おススメはこまめにインプットとアウトプットを繰り返すこと

    • 資格取得において問題演習を行わないことはあり得ない
    • 書籍を一冊読み終わってから問題演習に移る、といった手法はおススメしない
      • 読み終わるころには序盤の内容は忘れている
      • インプットしきってからアウトプットに移行、ではなくインプット→アウトプット→インプット→アウトプット・・・と繰り返す

▼心理学者・エビングハウスが提唱した記憶と時間の関係を表したグラフ

 一度覚えた内容もそのままでは1日経つと70%以上忘れてしまう
 インプット後にアウトプットすることでより記憶に定着する

image.png
参照
エビングハウスの忘却曲線とは 最適な復習タイミングと注意点を解説 / ツギノジダイ
https://smbiz.asahi.com/article/14828411

おススメの教材(自分に合ったものを選ぼう)

インプット

書籍

動画

  • AWS Cloud Practitoner Essentials(Japanese)
    • AWS公式が無料で提供している動画形式のトレーニング(受講にはAPNアカウントが必要)
    • 「クラウドとは」といった所から公式の人間が丁寧に説明してくれる
    • ただし、システムに関する基本的な用語は説明なしで出てくるので、
      人によっては別途調査が必要
       
  • AWS資格 対策講座
    • AWSに関する動画を発信しているYoutubeチャンネル
    • サービスの解説動画やCLFの模擬問題動画等がある
    • 1動画5分程度で、詳細な説明まではない反面、サービスをざっくりと把握するには適しているので、学習の中で補完として使用するのがおススメ
       

アウトプット

問題集

  • 【CLF-C02版】この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集
    • Udemyで販売している問題集(セール時1,600円前後)
    • 本番と同じ形式(65問)で6回分全390問
    • 問題数が多く解説も丁寧に記載されているが、一回分解き終わってからまとめて答え合わせの形式なので、一問一答でないことに注意
    • 学習の中盤~後半にかけて使用するのがおススメ
    • 筆者の感覚では本番よりやや難度が高い問題が多い
       
  • AWS認定資格 無料WEB問題集&徹底解説
    • 無料で利用できるWeb問題集
    • 全400問と問題数が多く、一問一答形式でスキマ時間に利用しやすい
    • 解説はボリュームが少なく、たまに誤った説明が記載されていることもある
    • 問題の質が高いとは言えないのでこれだけで受験に向かうのはおススメしないが知識の定着のために利用するのはアリ
       
  • Cloud License
    • 以前からよく使われている定番のWeb問題集
      (koiwaclubだったりtechstockだったりその時々で名前が変わっているが、多くの合格体験記で使用されている)
    • 1セクション7問で区切られており、比較的スキマ時間でも利用しやすい
    • 多くの問題では誤答選択肢がなぜ誤っているのか、といった解説まではなく、上記Udemyや下記CloudTechの方が解説は丁寧。ただし問題数はそれらを超える(500問以上)
    • 有料会員の登録が必要(ベーシックプランは90日間で4,080円)
    • CLF以降のAWS資格にも対応しているので、CLF以降の上位資格まで取得意思のある人にはよりおススメ
       
  • CloudTech
    • AWS専門の学習サイト
    • 10問1セットであるが、1問解くごとに解答解説が表示される形式
    • 全部で420問あり、殆ど全ての問題で誤答選択肢の解説とスライドがついているためわかりやすい
    • 資格問題集と動画での学習コンテンツがあるが、問題集だけなら90日で4,980円
    • AWSの全資格(12種)の問題集が利用できるため、CLF以降の上位資格まで取得意思のある人にはよりおススメ

ハンズオン(実際に手を動かして体験する学習のこと)

  • AWS 初心者向けハンズオン

    • AWS公式が提供する初学者向けのハンズオン集
    • 動画を見ながら画面の通りに進めることでAWSに触れることが可能
       
  • AWS:ゼロから実践するAmazon Web Services。手を動かしながらインフラの基礎を習得

    • Udemyという様々な分野の学習動画が販売されているプラットフォームで売っている動画
    • AWSやインフラの基礎的な概念から丁寧に説明してくれるため、非常にわかりやすい
    • 動画を見ながら実際にWebサイトを構築することができる

    ※注意点として、投稿日が古いため現在のAWSとはUIが変わっている。完全に動画通りに進めるだけでクリアできるものではない

    ※Udemyは頻繁にセールを行っているため、セール時の購入を強く推奨する
    (本動画の場合、定価11,800円がセール時なら1,600円)

学習スケジュール

1週目:AWSの基礎を学習しよう

  • 「クラウド」「AWS」とは何か、またその特徴は何か、といった点から学習する
  • AWSにはどんなメリットがあってなぜ使われているのかを理解する
  • CLF試験について理解する
     

インプットの例

その他不明点等はCloudTech(Youtube)AWS資格 対策講座 等を活用

アウトプットの例

2週目:ネットワークとコンテンツ配信

  • AWSにおけるネットワークの概念・サービスを学習する

インプットの例

アウトプットの例

3週目:コンピューティング

  • AWSにおけるコンピューティングの概念・サービスを学習する

インプットの例

アウトプットの例

4週目:ストレージとデータベース

  • AWSにおけるストレージ・データベースの概念・サービスを学習する

インプットの例

アウトプット例

5週目:セキュリティ,アイデンティティ,コンプライアンス

  • AWSにおけるセキュリティ・アイデンティティ・コンプライアンスの概念・サービスを学習する

インプットの例

アウトプットの例

6週目:管理,モニタリング,ガバナンス

  • AWSにおける管理・モニタリング・ガバナンスの概念・サービスを学習する

インプットの例

アウトプットの例

☆学習状況を鑑みて、試験日程を決めよう

CLF試験の申し込み方法 1. [AWS認定のサイト](https://www.aws.training/certification)にアクセス
2. [サインイン]を選択
3. AWS パートナーネットワークで[サインイン]を選択
4. APNのアカウント情報を入力し、[サインイン]を選択
5. [アカウントに移動]を選択
6. 画面右上のアカウント名を選択し、言語を[日本語]に変更
7. 左ペインから[試験登録]>[試験を予約]を選択
8. 検索ボックスで「CLF」を検索し、検索結果からCLF試験の[試験予約]を選択
テストセンターで受験する場合 9. [テストセンターでの現地受験]を選択
10. 試験準備を確認し、[次へ]を選択
11. 試験の言語選択にて[日本語]を選択し、[次へ]を選択
12. 説明事項を確認し、[次へ]を選択
13. 利用したいテストセンターにチェックを入れて、[次へ]を選択
14. カレンダーから受験したい日付を選択
15. [時間をもっと見る]から受験したい時間を選択
16. [予約する]を選択
17. 申込内容に誤りがないことを確認し、[次へ]を選択
18. 必要な情報を入力し、[次へ]を選択
19. [同意して続行する]を選択
20. 遷移先でクレジットカード情報を入力し、[支払う]を選択
オンラインで受験する場合 9. [OnVUEオンライン受験]を選択
10. OnVUE試験の準備を確認し、[次へ]を選択
11. 試験の言語選択にて[日本語]を選択し、[次へ]を選択
12. [オンライン試験のポリシー]を確認して同意のチェックを入れ、[同意します]を選択
13. 試験監督の言語選択にて[日本語]を選択し、[次へ]を選択
14. タイムゾーンをAsia/Tokyo-JSTを選択し、[はい、そうです]を選択
15. カレンダーから受験したい日付を選択
16. [時間をもっと見る]から受験したい時間を選択
17. [予約する]を選択
18. 申込内容に誤りがないことを確認し、[次へ]を選択
19. 必要な情報を入力し、[次へ]を選択
20. [同意して続行する]を選択
21. 遷移先でクレジットカード情報を入力し、[支払う]を選択

7週目:苦手なサービスの復習、触れていないサービスの履修にあてよう

  • ここまでで触れた中で理解度が低いと感じる分野の復習をする
  • ここまでで触れなかったサービスに触れてみる

インプットの例

アウトプットの例

8週目:模擬試験や問題演習を繰り返し知識の総さらいをしよう

  • 問題演習を繰り返し、知識の総確認をする
  • 極力本番と同じ時間・問題数の模擬試験形式を利用する

インプットの例

  • 問題演習を繰り返しながら、都度忘れている部分を振り返ろう

アウトプットの例

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