背景
公式ページの Get the Dart SDK | Dart からだとインストールができなかった
ラズパイ自体を調べたら、以下の結果が得られた
# debianでサポートしているマルチアーキテクチャを調べる
$ dpfg --print-architecture
# arm hard floatの略、ハードウェア浮動小数点をサポートするarmプロセッサー(armv7+)
armhf
# cpuでどんな機能をサポートしているのかが参照できる
$ less /proc/cpuinfo
processor : 0
model name : ARMv7 Processor rev 3 (v7l)
BogoMIPS : 108.00
Features : half thumb fastmult vfp edsp neon vfpv3 tls vfpv4 idiva idivt vfpd32 lpae evtstrm crc32
CPU implementer : 0x41
CPU architecture: 7
CPU variant : 0x0
CPU part : 0xd08
CPU revision : 3
︙
# Featuresでサポートされている機能が分かる
# ラズパイのマシン（ハードウェア）のタイプを調べる
$ uname -m
armv7l
5.4. dpkg を用いたパッケージの操作
linux - What is difference between arm64 and armhf? - Stack Overflow
Instruction Sets | Floating Point – Arm Developer
パッケージマネージャからインストールする場合だとAMD64 (64-bit Intel)しかサポートしていないため、ラズパイのマシンタイプと合わない
Is Dart available for Raspberry Pi? - Stack Overflow
つまり、cpu情報から分かったマシンタイプARMv7に合ったSDKをzip形式で直接ダウンロードするしかない
ダウンロード&配置
Archive | Dart
アーカイブページでStable版のARMv7をダウンロードする
ダウンロードできたら、 /usr/lib 配下にコマンドのバイナリファイルを配置させる
# ダウンロードしたディレクトリまで移動してから実行
$ sudo unzip <ダウンロードしたzip>
$ mv dart-sdk dart
$ mv dart /usr/lib/
# 使っているshellに合わせてファイルパスを通す
export PATH="$PATH:/usr/lib/dart/bin"
これでラズパイ環境でもdartが使えるようになる