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WebでMIDIを記録して保存できるものをつくりました

Last updated at Posted at 2020-06-21

概要

WebでMIDI入力を受け取って記録し、SMF(Standard MIDI File)の書き出しまで行えるものをつくりました。

動作には以下の条件が必要です。
・Web MIDI API対応のブラウザであること(Can I use)
・MIDI入力ができるデバイス等があること

デモ

https://cagpie.net/web-midi-recording/
UIの作りがだいぶアレですが、

    1. Web MIDI API start を押すとMIDIデバイスへアクセスを開始し、
    • この状態から、繋いだMIDIデバイスから入力を送ると音が出ます(音が出る部分はソースコード的には Sample にあたります)
    1. recording start で記録を開始し、 recording stop で終了してSMFの書き出しが走ります。
    1. play で書き出したSMFの再生、また download からSMFのダウンロードができます。
    • playでの再生は、WebAudioAPIを用いてSMFを再生する PicoAudio.js を用いています。

ソースコード

https://github.com/cagpie/web-midi-recording
記録部分のみを本体としており、音がなる部分は本体に入っていません。
上記のデモは Sample の内容になります。

MIDIを記録して保存する とは

例えば、
MIDIデバイスとして使用するピアノの真ん中の方の「ミ」の鍵盤を押したとします。
すると、 0x90 0x40 0x7F というMIDIメッセージが送られます。
(このデバイスの接続と、MIDIメッセージの受け取りにWeb MIDI APIを用いています)

このイベント(MIDIメッセージ)を、押したタイミングと一緒に記録しておきます。

最終的に保存する際に、SMF形式にするのですが、
これは、上記のイベントの内容と、それがいつ実行されるか(正確には前回のイベントからの差分時間)の情報を交互に記述します(ざっくり)
それら情報と、ヘッダ情報などを含めれば完成です。

バイナリデータに起こし保存すれば、
DAWやMIDIシーケンスソフトで開いたりすることができます。

おわり

おわりです。
Web×MIDI Web×音楽 がもっと見られますように

参考

MIDIメッセージ一覧
https://www.g200kg.com/jp/docs/tech/midi.html

SMF (Standard MIDI Files) の構造
https://sites.google.com/site/yyagisite/material/smfspec

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