HUAWEI MS2372(MS2372h-607) LTE USB Stick をwindows10で使う方法
必要なもの
- HUAWEI MS2372(MS2372h-607) LTE USB Stick
- NTT DoCoMo系のSIM
- SIMのサイズは標準SIM (microSIMやnanoSIMではないので注意)
- 今回はSORACOMのSIMを使用
- Windows10 をインストールした端末
手順
- MS2372を箱から出す
- Ms2372に同封されているQuick StartのPage 4に従ってSIMを挿す
- SORACOM公式からドライバをダウンロードする
- メーカー公式のドライバはダウンロード時に破損しやすいので非推奨
- リンク先は当ページ下部参考資料
- ダウンロードしたドライバ(MS2131_Win_5.01.13.00.zip)を解凍する
- 解凍したドライバのDriverSetup.exeを実行する
- 公式にはWindows7 / Windows8対応(Windows10に関する記述なし)なので、インストールに失敗する場合はDriverSetup.exeを右クリックして「プロパティ」の「互換性」タブから「互換モードでこのプログラムを実行する : Windows8」と「管理者としてこのプログラムを実行する」に設定変更を行う
- ドライバインストール時は特に表示などはされないので、install.logがおよそ16KBになるまで待つ
- install.log中にエラーコードが出力されるがfile not found系は無視してよい
- MS2372をWindows10端末の空いているUSBポートに挿す
- 「デバイスマネージャ」を開き、「モデム」から「HUAWEI Mobile Connect - 3G Modem」を右クリックし、「プロパティ」を開く
- 「モデム」タブを開き、「ポート : COM x」のxの値をメモする
- TeraTermやPuttyなどのシリアル通信が可能なターミナルソフトウェアで、先ほどの「Com x」に接続する
- ボーレートは標準の9600でよい
- 「ポート(COM と LPT)」側のCom x(3G Application InterfaceやPC UI Interface)は使用しない
- 公式が指定しているATコマンド2つを投入する
- AT+CGDCONT=0,"IP","soracom.io"
- AT+CGDCONT=1,"IP","soracom.io"
- コマンドはコピーアンドペーストでよい、コマンドが通るとOKと表示される
- MS2372のLEDが緑色に点滅し始めるのを待つ
- Windows10の「設定」から「ネットワークとインターネット」へと進み「携帯電話」を開く
- APNなど必要な設定を行う
- プロファイル名: SORACOM Air (任意の文字列可)
- APN: soracom.io
- ユーザ名: sora
- パスワード: sora
- サインイン情報の種類: なし
- このプロファイルを適用する: チェックを付ける
嵌りどころ
いちばん嵌るのはドライバーのインストール。失敗したらDriverInstall.exeと同じ場所にあるアンインストーラーを管理者権限で叩いてから再度DriverInstall.exeを叩き直すこと。
DriverInstall.exeを右クリックしてプロパティを開き、互換性タブの中にある「互換モード:Windows8」と「管理者権限で実行」を忘れない事。右クリックして「管理者権限で実行」をするのではなく、プロパティのパラメータで管理者権限で実行を指定しないとうまくいかない。
あとはCOMポートの指定。COMポートは「モデム」の方のCOMポート。「ポート(COM と LPT)」側は両方とも外れ。