スマホテザリングで回線速度がどうも遅いなぁ、と思ったら試してほしいことをまとめました。
まずはキャリア公式の障害情報をチェック
障害発生している場合は手立てがないので最初にチェック。
ドコモ
https://www.docomo.ne.jp/info/network/?icid=CRP_menu_to_CRP_INFO_network
au
https://www.au.com/information/notice_mobile/network/
ソフトバンク
https://www.softbank.jp/mobile/info/personal/important/
通信制限にかかっていないか確認
月利用容量超過による制限、3日間利用量制限などでキャリア側から速度制限されているパターン。
※法人の場合は法人全体で容量をシェアするプランの場合もあるので、情シス担当者に確認。
電波が届きにくい場所にいないか確認
- キャリア公式サイトでサービスエリア内にいるか確認する
- 電車の中、高層階、トンネルの中、車の中、ビルとビルの間などは繋がりにくい。
- 屋内で「コンクリート製かつ複層ガラス」の場合、電波を通しにくい性質を持つため繋がりにくい。原始的だが窓を開けて窓際に行くととつながる場合がある。
- 意外と盲点なのが「半地下は繋がりにくい」。屋外は基地局、屋内や地下は屋内基地局やフェムトセル(モバイル基地局)で対策されていることが多いですが、半地下は両方の電波が届きにくいため接続が遅くなったり、途切れたりします。なるべく半地下は避けて屋内か屋外での通信をおすすめします。
「互換性を優先する」スイッチをオンにする
※iOS、ipadOS端末限定
(具体的にはiPhone 12モデル以降、iPad Pro 11インチ(第3世代以降)、iPad Pro 12.9インチ(第5世代以降)、iPad mini(第6世代))
テザリングを2.4GHz帯限定にすることでパフォーマンスは落ちますが、接続が安定する場合があります。
(2.4GHz帯を使っている場合) 電子レンジなどで電波干渉されていないか確認する
有名な話ですが、2.4GHz帯は電子レンジなど他の家電や電子機器でも使われている周波数帯のため
電波干渉が起きやすいです。
- 最近のスマホは自動で空きチャネルに切り替えてくれるので、しばらく待つとつながるときがある。
- wifi analyzerなどで確認して、混雑しているチャネルがないか調べる。
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/wifianalyzer/ - 混雑している場合、5GHz帯に切り替えると安定することがある。
USBテザリングを試してみる
速度はwi-fiテザリングの方が早いですが、環境によっては有線接続であるUSBテザリングのほうが接続が安定する場合があります。
※bluetoothテザリングは最新規格の3.0でも理論上の伝送速度が24Mbpsなので、試すならUSBテザリングのほうがおすすめ。
それでも遅い場合は…
情シスに相談しましょう。