はじめに
気づかないうちにIBM Cloud 検証環境でアドオンのバージョンが古くなっていたので更新したログです。
環境
IBM Kubernetes Service 1.24 (VPC 環境)
- クラスター名:iks-vpc1
確認
IKSクラスターのコンソール上でアドオンに重大が表示されていることに気づきました。
使用しているアドオン Block Storage for VPC が対象です。
warning にある addon-state のリンクにアクセスします。
H1509 は、"Addon Unsupported" を指し、「アドオンがサポート対象外のバージョンを実行しているか、アドオンのバージョンがクラスターのバージョンではサポートされないバージョンです。」とのこと。
案内にある マネージド・アドオンの更新 を実施します。
$ ibmcloud ks cluster addon ls -c iks-vpc1
OK
名前 バージョン 正常性の状態 正常性の状況
vpc-block-csi-driver 4.2* (4.4 default) critical Addon Unsupported. For more info: http://ibm.biz/addon-state (H1509)
$
やはりバージョンがデフォルトより低いことによるメッセージです。
アドオンの更新
Block Storage for VPC アドオンの更新 を実施します。
addon を disable にします。
$ ibmcloud ks cluster addon disable vpc-block-csi-driver --cluster iks-vpc1 -f
クラスター iks-vpc1 のアドオン vpc-block-csi-driver を無効にしています...
OK
$
確認:アドオンが解除されました。
$ ibmcloud ks cluster addon ls -c iks-vpc1
OK
名前 バージョン 正常性の状態 正常性の状況
$
バージョンを指定して enable にします。
$ ibmcloud ks cluster addon enable vpc-block-csi-driver --version 4.4 --cluster iks-vpc1
クラスター iks-vpc1 のアドオン vpc-block-csi-driver(4.4) を有効にしています...
アドオンのデプロイが完了して利用可能になるには数分かかる場合があります。
OK
$
確認:すぐに アドオンが追加されました。
状態は、Enabling で、GUIでは保留中が表示されています。
$ ibmcloud ks cluster addon ls -c iks-vpc1
OK
名前 バージョン 正常性の状態 正常性の状況
vpc-block-csi-driver 4.4 - Enabling
$
5分程度後に Addon Ready となりました。
GUIも通常状態です。
$ ibmcloud ks cluster addon ls -c iks-vpc1
OK
名前 バージョン 正常性の状態 正常性の状況
vpc-block-csi-driver 4.4 normal Addon Ready. For more info: http://ibm.biz/addon-state (H1500)
$
この環境ではカスタム・ストレージクラス等は作成していないので、設定変更等は不要でした。
バージョン 4.2 への更新後のカスタム・ストレージ・クラスの再作成
おわりに
検証環境のため特に監視は追加しておらず、アドオン のバージョンが古くなった場合に気づくのが遅くなりました。
何か気付ける仕組みがあればと思います。