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iOS アプリを公開するまでに必要だったこと/忘れがちなこと、まとめ

Last updated at Posted at 2021-07-09

概要

iOS アプリを開発して、いざリリースする時に、「実はコレも必要でした」ってことがあったので、その情報を事前に知っておくための備忘録。

アプリ開発戦略の参考情報にでもなれば幸いです。

iOS 開発〜リリースまでの流れ

そもそも、環境ゼロの状態から、開発〜アプリリリースまでの全行程をざっくりとまとめてみた。

  • Apple IDを用意
  • Apple Developer Program へ登録
    • App Store Connect へのログインできるようになる
    • Certificate(証明書)や Profile(プロファイル)の設定
  • 開発環境の用意
    • Xcode 導入、Xcode 以外のコードエディタなどを使う場合は、それも導入
    • サーバ(Web/Ap等)、や DB を使用する場合は、その環境も用意
    • クラウドサービスを使用する場合、それも用意(例: Google アカウントを作成し、Firebase プロジェクト作成等)
  • 開発。コーディング・テストしてアプリ完成させる
  • Xcode でビルド&アーカイブして、Xcode から App Store Connect にアップロードする
  • App Store Connect の新規アプリの審査情報を入力
  • 審査提出
    • 無事通過すれば、アプリリリース完了
    • リジェクト(審査通らず)の場合は、リジェクト理由を対応して、再審査

意外と抜けがちな、実は必要なこと一覧

ざっくりと流れを把握した上で、その中で「意外と抜けがちなこと」もしくは、作業が止まるので「事前に準備しておいた方が良いこと」をまとめてみた。

内容 留意点
Apple Developer Program 登録 有料($100/ドル程)、申請してもアカウントが有効になるまでに時間がかかる(3営業日くらいかかった)
Xcode の導入・最新化 初めての人はそもそも入れてないこともある。かなりファイルが重いし、ネット環境が悪いと時間もかかる
Certificate(証明書)の発行・管理 そもそも、何故・何に必要なのかを知らずに行うと、無くしちゃいけない機密ファイルを紛失したりなどのリスクがある。事前に流れと内容を把握しておくのがオススメ
Bundle ID を決める そもそも、App Store に申請する以前に、Firebase 等のクラウドサービスを利用する場合は、Bundle ID を求められる。
この時、テキトーに決めてしまうと、正式にリリースしたくなった時に、これらサードパーティサービスの設定ファイルを修正・再作成する必要が出て、修正ミスって通信できなくなるなど、つまらないヒューマンエラーを発生させる要因となる。
公式Webサイトとのドメインの整合性が取れないことで対応するための追加作業が発生したりもする。
なので、事前に決めておいた方が良い。できれば命名規則など作った方がより良い。
公式Webサイト内の説明や、社内でのプレゼン・説明にも流用できるのであった方が良い
アプリ名/IDが使えるかどうか アプリ名やアプリのIDにしようと思っていた単語をWeb検索し、同じ単語のWebサイトや既存商品は多くないか?、商標として利用可能か?、既存の商品名とかとカブってたとしても問題がないか?、などを軽く検索しておくのが良いと思う
企業文化や個人によっては、サービス内容とアプリ名が深く影響し合うこともあると思うので、事前に下調べは必要。
アプリの特徴や説明文 App Store に公開される説明文や特徴内容を、適度な文字数やわかりやすい内容になるように、事前にまとめておくのが良い
iOS App IDs 登録 アプリ毎に作成する個別情報。一度作った App ID は削除できない。登録する内容は、「アプリ名」「Bundle ID」「App Service 設定(例えば、Push Notification等)」
アプリアイコンの作成 サイズ別に、結構な数のアプリアイコンを用意する必要がある。「.png」ファイルを必ず「アルファ(透明化)無効」でなければならない。これが不正だと、Xcode アーカイブ&アップロードの時点でエラーとなる。
事前にアプリデザインを終わらせておき、1024×1024px の PNG 画像を用意し、『App Icon Generator』などで生成しておくのがオススメ
Provisioning Profile の作成 Provisioning Profile(プロファイル)はアプリ毎に作成する。Production Certificate(証明書)に紐づけられているので、プロファイルを作るには、更に先に証明書を作っておく必要があります
サポート URL 【アプリ申請時、提出必須の項目】内容は事前にテンプレートのようなものを作っておいた方が良い。
つまりは、結局「アプリの公式なWebサイト」を1つ事前に用意する必要がある。
これが意外と後手の対応で一番、面倒臭かった
プライバシーポリシー URL 上に同じ
アプリのスクリーンショット 【アプリ申請時、提出必須の項目】アプリの説明ページに公開されるため、含まれる画像の著作権なども気をつけないといけない。スクリーンショットに含まれても問題のない素材を事前に用意しておくべき。また、6.5インチ/5.5インチの各画面サイズで最低1枚の画像提出が必要なので、シミュレータのデバイス設定なども、リリース申請前までには事前に終わらせておく

まとめ

意外とやることがたくさんあるので、テンプレートファイルや現場運営上のフレームワークを用意しておいて効率的に進めるのが良さそう。

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