概要
画像で、SVG 形式ファイルを PNG 形式などのファイルに変換する際に、macOS のコマンドを使ってサクッと行うときの備忘録。
SVGからPNGへの変換はWeb上で無料で変換してくれるWebサイトもあるが、画像サイズが小さすぎたり、画質が悪かったりと、あまり使い勝手が良くない。
しかし、Mac ならば標準搭載の qlmanage コマンドを使用すれば簡単に高画質ファイルの変換が可能なので、これを利用する。
qlmanage は、GUI上でファイルの中身を簡単にプレビューできる Quick Look 機能で使用されているやつです。
コマンド
SVG → PNG 変換のみ
# 保存先は「ディレクトリパス」なので、ファイル名まで付けないように注意
qlmanage -t -o {保存先のディレクトリパス} {変換対象のファイルパス}
コマンド例
# カレントディレクトリにあるファイルを、現在いる場所に出力
qlmanage -t -o ./ ./TargetPicture.svg
SVG → PNG 変換(サイズ指定)
s
オプションでサイズしてできる
qlmanage -t -s {サイズ指定(px)} -o {保存先のディレクトリパス} {変換対象のファイルパス}
コマンド例
# ファイルサイズの長辺を 1024px にしてデスクトップに出力
qlmanage -t -s 1024 -o /Users/your_name/Desktop ./TargetPicture.svg
ヘルプを見れば他のコマンドもわかる
help コマンドで他のオプション詳細が確認できるので、ご参考に。
qlmanage -h
注意点
大きい辺の長さを基準に正方形にしてしまうので、加工は別にする必要があるでしょう。