シン・テレワークシステム利用時、zoomミーティングでマイクのみ認識しない問題が起こりました。
これは何の記事?
この記事はぐらだけアドベントカレンダー2023、2日目の記事です。
テレワークしつつミーティングやセミナーにも参加したい場合、デフォルトではマイクが作動しないため、その設定解除方法を残します。
誰むけ?
- リモートデスクトップPCで音声会議に参加したい人
- シン・テレワークシステムを使っていて、マイクが上手く反応しない人
- シン・テレワークシステムを使っていて、共有機能周りの設定が気になる人
あらすじ
シン・テレワークシステムを使ってリモートデスクトップを使い、Zoomミーティングに参加しようとしたところ、PCのマイクが認識されない事件が起こったので、原因を調べました。
シン・テレワークシステムって何?
IPAとNTTが共同開発したリモートデスクトップアプリです。
新型コロナが流行したことで無料で使えるように提供してくれ、今も無料利用期間が続いています。
取り敢えずや、急ぎリモートでの勤務を検討する方にオススメです。
弊社でも、一般事務の方が病気療養の後、通勤することが難しくなってしまった際、リモート環境が日の目を見ました。
解決の為に使ったもの
色々ググりました。
シン・テレワークシステムの設定変更について
こちらを参考に設定を変更しました。
シン・テレワークシステムの共有設定追加
<公式ニュース>
リモートデスクトップだと何故マイクが反応しないのか
セキュリティ上、わかる人が解除しないと外のPCからは共有がかけられない仕組みのよーです。
具体的に何をやったか
マイクの設定を変更しました
※設定変更方法については「解決の為につかったもの」の項を参照。
幸い対象のPCはシステム版をインストールしていたので共有機能設定も変更できました。(共有無効版をインストールしていると変更不可)
Windows10のリモートデスクトップ機能の設定変更は不要で、シン・テレワークシステムの設定変更のみで大丈夫でした。
まぁ、シン・テレワークシステムがリモートデスクトップ機能にガワを着せて動いているようなものだと思うので、言われてみれば当然なんですが。
結果
次回のZoomウェビナー開始時にマイクテスト。
Zoomの音声テスト画面でマイクを認識し、マイク部を叩いて音声入力ゲージに反応があればOK。
PCや接続環境が変われば問題が発生する可能性があるため、20〜15分前には接続して、準備完了させておく位が良いかと思います。
トラブルが起きた場合、10分前行動だと地味に足りなかったりするので……。
応用事例
手元PCで快速に文章入力を行った後、テレワーク先PCにコピペする
共有機能の設定を変更すると、クリップボード情報の共有ができます。
リモートデスクトップは仕様上、社内PCを直接操作するよりは操作遅延が発生する為、手元のPCで直接入力する方が早いです。
クリップボードの共有機能をONにすると、手元のPCで軽快に入力した後で、リモートで繋いでいる社内PCにコピペすることができます。地味に便利。
自宅PCで資料印刷を行える
印刷プリンタも自宅と社内と選択できるため、コレは紙で出して確認したいという資料があっても大丈夫。
ただ、情報漏洩などの観点は注意が必要です。
社内PCにスピーカーやマイクがなくても、手元PCにあればウェビナー参加ができる
リモートで繋ぐ、社内PCにスピーカーやマイクが内蔵されていなくても、リモートを繋ぐ、手元のPCにスピーカーやマイク、もしくはイヤホンマイクなどがあればミーティングやウェビナー参加ができます。
通常業務中はスピーカーなど不要でついていなかったため、地味に便利……!
弊社でのリモートデスクトップ利用事例
テレワークに限らず、下記のような様々な状況で利用しています。
- 会議室から自分のデスクトップPCに接続し、資料を確認する
- 支社へ出張した際、リモート用ノートPCを持参し、自分のデスクトップPCをのぞく
- 他拠点にあるPCをリモートでのぞき、PCの状況や設定を確認する
- スピーカーやカメラがついていないデスクトップPCをリモートでのぞき、ノートPCのスピーカーでウェビナーを受ける
注意点
- 共有機能停止版の場合はテレワークPCや社用スマホから直接ミーティング参加してもらう必要がある
- 共有機能を有効にすると会社の重要情報を家庭の個人PCに持ち帰れてしまう為、リモート設定や規定の見直しが大切