何の記事?
これは、ぐらだけアドカレ2023の13日目の記事です。
誰向け?
- 技術書典で勝った本のインボイスを提出したい人
- 技術書典がどんなイベントか気になる人
- 技術書典の感想が知りたい人
あらすじ
技術書典、気になってはいたんですが、今まで購入まで至らず雰囲気を見ていました。
しかし、育休明け情報収集を積極的にやっていっていいよとお達しが出て、今年は参考になりそうな本を購入してみることにしました。
また、T番号が取れることを伝えたら「PDFでも領収証出してくれればいいよ」と言ってもらえたので、経費で落としてもらうことにしました。
まえがき
そもそも技術書典ってなに?
技術書の同人誌即売会です。
今年は2023.11.11-2023.11.26の開催でした。
毎年開催され、今年で15回目となっています。
オフラインでイベントが行われる他、オンラインマーケットでの購入もできる為、じっくりと作品を見て回ることができます。
また、オンラインマーケット上で決済が完了するのでとても便利です。
いつでも購入可能なオンラインマーケット
技術書典の開催自体は2023.11.26まででしたが、終わった後も電子版書籍であればオンラインマーケットから購入することができます。
会期中との違いは「紙+電子」という購入方法が選べるかどうかです。
オンラインマーケットで紙書籍が欲しい場合は、会期中に購入する必要があります。
「紙+電子」は購入すると即電子書籍がDLできます。
また、紙書籍は会期が終わってから一斉に発送されるため、届くまでに時間がかかります。
ですが、電子書籍ですぐに内容が読めるため、到着まで時間がかかることはそう気になりません。
インボイス対応領収証
今年、2023年10月よりインボイス制度が始まったことを受け、今回の技術書典15からインボイス対応の領収証が発行できるようになりました。
購入履歴から書籍1冊ずつ、領収証を発行・印刷することができます。
なお、領収証に記載される事業者登録番号は個人のものではなく、テックベース合同会社のものが記載されます。また、技術書を頒布する出展者が登録番号を取得しているかは関係なく表示されます。
そのため、会社などで経費精算する際に経理の人から「T番号がついてる領収証じゃないと……」とツッコミを受けることはありません。
感想
買った本
届ける工夫 ~欲しい誰かに見つけてもらえる60の方法~
コレはもしかしなくても同人誌を発行したい全ての人の参考になるやつでは……?と思い買いました。
買ってよかった……。
本を書こうと思ってから即売会終了後まで、どんな同人誌に対しても幅広く使える宣伝知識が詰まっています。
また、説明や文章もとても読みやすく、スラスラと読めてしまいました。
自分が持っているものを表現できる同人誌、自分も出してみたいという欲があるので、いざ出さん!……となった時には参考にさせてもらおうと思います。
技術をつたえるテクニック ~分かりやすい書き方・話し方~
社内勉強会で話す役割が降ってくることが決まったので買いました。
上記の「届ける工夫本」と同じ作者さんの文章で、やはりとても読みやすかったです。
どんな風に話を組み立てたらよいか、どんな風に準備を進めたらよいか……という知識が程よくつまみ食いできて助かりました。
こういった本を読もうとすると、最初の前提が長かったりと小難しいイメージを抱いていたので、あまりの読みやすさにびっくりしていました。勉強会、頑張るぞ……!
現場で使える!自動化入門
RPAの参考に買いました。
同じツールに限らず、ヨソの会社さんや他のRPA勢がどういったことにRPAを使っているのか、どうやってRPAを組んでいるかを知りたかったので、他の事例や考えを知ることができてよかったです。
また、RPAコミュニティという集まりがあることをこの本で知りました。
ディスコードに流れてくる情報をなんとなく眺めている状態ではありますが、様々な観点の情報が手に入ってありがたいです。
自分以外にもRPAを育てている仲間がこれだけいるんだなぁ……ということが見えるだけでも励みになります。
キーボードなんて何でもいいと思ってた
HHKBとかって本当にいいの? 気にはなってるんだけど……という状態だったので買いました。
キーボードの試し打ちができるお店とか存在するんだ……となったので、東京に出る機会があったら行きたいです。
急な「売れ」に備える作家のためのサバイバル読本
急に売れそうな気配はからっきしなのですが、どういったことが書いてあるのだろう……と興味がわいたので買いました。
上手い感想が書けないのですが、読んでよかった。
読んだ本(無料配布分)
ゆるふわ勉強会のはじめかた
会期開始前に無料配布で読めたので読みました。
こんなゆるふわで勉強会が始まることもあるんだ……という参考になりました。
社内勉強会を開催するとしたら、一緒にパーティメンバーとして頑張ってくれる予定の人がいるので、こういったかたちでゆるっと始めるのもいいかな?……と思いました。
アドベントカレンダーはじめました。
今回、Qiitaアドカレを初めて書くにあたって読んでみようとなりました。こちらもありがたい無料配布。
色々な人のいろいろな記事が集まっていて、楽しく読ませてもらいました。
進め!いのべこアドカレ冬の陣
アドカレ本の第2弾!? ……でも、アドカレ記事を集めただけでも素敵な本になりますね。同人誌ってすばらしい。
技術合同誌……とでもいいましょうか、やはりいろいろな方の様々なお話が読めるのがよかったです。
技術書典のここがよかった
技術書典を買う側だけど楽しかった
シンプルに一般参加でしたが、買うだけでもとても楽しかったです。
自宅にいながら、長い期間ゆっくりと買う本を吟味できるのがとてもありがたかった。
すべてが何らかの技術を共有する為の同人誌というのがいい
ここにあるの、全部技術書……!? となりました。
誰かに誰かを伝える為の本だけが集まった技術書典。勉強になるものしか置いていない……というのが他の即売会とは毛色が違う印象でした。
オンライン会場のUIがすごくいい
本のサムネイルが並ぶ画面が素敵でした。サムネイルからどんな本なんだろう?……と情報を見に行きやすく、会期開始前からブックマークしておけるのも便利でした。
また、今回の新刊限定で探せる画面も良かったです。来年以降も見る場合、やはり新刊から見ていくかな……と思いますし、本を出す側も、新刊があればこの画面から見つけてもらえやすくなる……という仕組みがとても素敵だと思いました。
物理本+電子、物理本のみなどで検索できるのも便利でした。自分が求めている本が探しやすいUIが本当に触っていて使いやすかったです。
電子+物理本のセット販売なのがいい
決済後、物理本が届くまでは時間がかかるけど、それまではPDFで楽しんでくれよな!……形式がすっごく好き。わかってらっしゃる……!となりました。
あとは、PDFで読んですぐ感想をあげるってこともできるわけで。自分が作家側だったら嬉しすぎちゃう……。
URLのリンクカードにも本と内容、技術書典で販売中!……がわかりやすく書いてあって、購入ツイートもはかどりそうです。次回はそういったこともしていきたい……。
インボイスが発行してもらえて助かる……!
イベント会社がT番号取ってくれてて、領収証も発行できるのよき……!
その辺の個人商店よりもよっぽど、経理に提出したときの反応が違うです。
技術は時代が進めば情報が古くなってしまうものなので、同人誌という形でいろいろな情報が少しずつ得られるのはとても良いなと思いました。
自分が求めているコミュニティや、興味のある研究をしている人を知ることもできますし。
また来年も見たいと思いましたし、いつかこういった場で出せる技術書を書けるようになれたらかっこいいかな……と憧れたりなどしました。
そんなこんなでアドカレも折り返し! 後半もお楽しみに。