何の記事?
これは、ぐらだけアドカレ2023の19日目の記事です。
Figmaを使って、A4両面印刷でホチキス止めの16ページ折本を作る手順を書きました。
誰向け? どんな役にたつ?
- Figmaで折本を作りたい人
- A4サイズで折本を作りたいが、8pだと足りない人
- 16p折本を片面印刷で作るにはページの大きさが小さい人
あらすじ
よくA4両面印刷の16ページ折本をネットプリントに上げてくれているのですが、その作り方もあげていたので、これFigmaでも作れそうだな……?と作ってみることにしました。
参考にしたサイトなど
イラストレーターでやる手順
イラレだとできるようなので、Figmaでも似たことはできそうかな、となりました。
16p折本についての折本
面付け配置や折り方、余白設定についてなどが書かれていて、とても参考になりました。
何をやったか
1. print for figma でA4 300dpiの設定を行う
Figmaプラグインの「print for figma」を使って、A4印刷用の枠組みを作ります。
2. split shape で8分割する
できたフレームと同じサイズの四角を作って、プラグインで8分割を行います。
3. 8分割サイズのコンポーネントを作る
右ページ・左ページのベースを作ります。
余白やテキスト領域、背景画像、フォントなどをここで設定しておくと、後はテキストをペーストするだけで同じ形式のページを作れます。
4. 16ページの面付けをしたものを作る
両面コピー用に面付したベースを作っておきます。
先ほど8分割したページにページ番号を振っていきます。
右開き・左開きによって面付け順番が異なる為、ご注意ください。
5. 16ページの素体を作る
ページ毎にテキストやイラストなどを作ります。
面付したベースに後からページ毎に貼り付けを行います。
6. 面付け部分に1ページずつ置いていく
各個ページができたら、面付をしたベースのところに貼付けを行います。
貼り付けたいページを選んで「貼り付けて置換」をするとスムーズです。
7. 印刷
結果
今回は以前、「書く習慣」に自分が上げたうちの子SSをサンプルテキストとして使いました。
いざ形にしようとしてみると背景画像やフォントなど、こだわりたくなってしまったので完成までは至りませんでしたが、自分の書いた文章があれば色々と形にしてみるとよいかと思います。
16ページもあれば1300文字位は入る印象でした。
応用
8ページ折本ツール
文章のみ&8ページ折本であればこちらで作る方が手軽に作成できます。
Canonおうちでつくる同人誌
こちらで折本テンプレートの説明がされている他、片面16ページ折本など、様々なテンプレートや同人誌印刷をサポートしてくださっているアカウントです。
折本以外にも、ネップリや自宅で印刷したいものがある方は参考に見てみてください。
できなかったことなど
文章自動割り当て
何文字・何行……などでテキストを分割して、あとは貼り付け!……ができれば良いなと思ったのですが、思ったツールが見つかりませんでした。
今度はそういった変換ツールも探してみたいと思います。