何の記事?

figmaで作ったテキストデータを、svgファイルで出力すると白抜き文字になるため、対策方法がないか調べました。
誰向け? どんな役にたつ?
- figmaでテキストを含むデータを作成後、綺麗な状態で他ファイルに持っていきたい人
あらすじ
クリスタもベクターファイルが扱えるし、figmaからもベクター書き出しして入れればそのまま使えるやろ……と思っていたら、白抜きベクターになってしまうため、対策を考えることにしました。
そもそもの仕様
- テキストは白抜きでエクスポートされる
注: SVGにエクスポートするときには以下の点に注意してください。
円錐形またはひし形グラデーション: これらは放射状グラデーションとしてエクスポートされます
背景ぼかし範囲: 直接レイヤーをぼかす必要があります
テキスト: テキストはデフォルトでグリフとしてエクスポートされます。 つまり、テキストレイヤーをエクスポートした後に編集することはできません。テキストの編集を保存するには、をクリックして、[テキストをアウトライン化する]をオフにします
線: 線は塗りとしてエクスポートされます
- jpg、png、PDFなどは72dpiなどの低画質でエクスポートされる
Figmaから画像としてエクスポートしたアセットはDPIがデフォルトで72です。 規模に応じてエクスポートした画像のDPIを計算するには、選択したスケールに72を掛け合わせます。たとえば、2倍でエクスポートした画像のDPIは144です。3倍でエクスポートした画像のDPIは216です。
方法
大きいjpg、pngで書き出す
72dpiでも、大きなデータで吐き出してしまえば、クリスタのデータが高解像度でも問題なく使うことができます。
Figmaではエクスポート時にx4など倍率を選択できるので、欲しいサイズに対して倍率を上げてエクスポートしましょう。

PDFで書き出した後、クリスタでベクター化する
低解像度のPDFでも、意外とベクター化してそれなりの解像度で使うことができました。
ベクター化する際の設定に気をつけて変換しましょう。
気をつける設定

- ベクター変換後も白抜きが残る場合は、最大線幅を大きく
- 白も変換のチェックを外す
感想
テキストデータをエクスポートした時も綺麗に書き出せてしまうと、他ソフトでもフォントのように使えてしまう=流用できてしまうため、あえてこういった仕様にしているところもあるのかなと思いました。
現状、PCでしか使えないフォントデータがあるのと、Figmaで作ったスタンプのような物をクリスタに付け加えたかった為、どうにかできないか……と調べましたが、クリスタで文字入れをしたいデータを先に作ってしまって、クリスタからFigmaへ持っていく方が正解なのかもしれません。