BashのコマンドプロンプトにGitのブランチ名を表示させることで、現在作業しているブランチを一目で確認できます。さらに、色を変更することで、プロンプトを見やすくカスタマイズすることが可能です。ここでは、Gitブランチ名の表示方法と色の設定方法を詳しく説明します。
Git ブランチ名を表示
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.bashrc ファイルを編集:
ターミナルで.bashrc
または.bash_profile
ファイルを開きます。vi ~/.bashrc # または vi ~/.bash_profile
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カラーコードを使用したプロンプト設定:
次のコードを追加または修正してください。# Git branch in prompt. parse_git_branch() { git branch 2> /dev/null | sed -e '/^[^*]/d' -e 's/* \(.*\)/ (\1)/' } export PS1="\[\033[32m\]\u@\h\[\033[33m\]:\w\[\033[36m\]\$(parse_git_branch)\[\033[00m\] $ "
この設定では:
- ユーザー名とホスト名 が緑色
- 現在のディレクトリ が黄色
- Git ブランチ名 がシアン
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\[\033[00m\]
で色をリセットして通常のテキストカラーに戻します
カラーコードの設定
プロンプトの色は、ASCIIエスケープシーケンスを使用して設定します。以下に一般的な色のコードを10色紹介します。
色 | コード |
---|---|
黒 | \033[30m |
赤 | \033[31m |
緑 | \033[32m |
黄色 | \033[33m |
青 | \033[34m |
マゼンタ | \033[35m |
シアン | \033[36m |
白 | \033[37m |
明るい灰色 | \033[90m |
明るい青 | \033[94m |
設定の反映
設定を反映させるためには、変更した.bashrcまたは.bash_profileファイルを再読み込みする必要があります。以下のコマンドを実行します。
source ~/.bashrc # または source ~/.bash_profile
これで、BashプロンプトにGitのブランチ名が表示され、設定した色に応じて色付けされるようになります。このカスタマイズにより、複数のブランチを扱う際の作業効率が向上します。