0
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

GitHubのプライバシー設定でメールアドレス非公開時にPushがブロックされる場合の対処方法

Posted at

GitHubのプライバシー設定でメールアドレス非公開設定をしている場合、リポジトリに変更をPushしようとした際、以下のようなエラーメッセージが表示され、操作が失敗することがあります。

$ git push -u origin main
Enumerating objects: 3, done.
Counting objects: 100% (3/3), done.
Writing objects: 100% (3/3), 227 bytes | 227.00 KiB/s, done.
Total 3 (delta 0), reused 0 (delta 0), pack-reused 0 (from 0)
remote: error: GH007: Your push would publish a private email address.
remote: You can make your email public or disable this protection by visiting:
remote: http://github.com/settings/emails
To github.com:user/repository.git
 ! [remote rejected] main -> main (push declined due to email privacy restrictions)
error: failed to push some refs to 'github.com:user/repository.git'

このエラーメッセージは、GitHubのプライバシー設定により、プッシュしようとしているコミットに含まれるメールアドレスが非公開のため、操作が拒否されたことを意味しています。GitHubではデフォルトで、プライベートなメールアドレスがリポジトリに公開されないように保護機能が有効になっています。

また、リポジトリがパブリック(公開)の場合は、名前(user.name)もコミット履歴で公開されるため、名前を非公開にしたい場合には、公開可能な名前に変更する必要があります。

対処方法

以下のいずれかの方法で、エラーを解決することができます。

1. GitHubの自動生成メールアドレスを使用し、名前も変更する

プライバシーを維持しながらコミットを続けるには、GitHubが提供する「@users.noreply.github.com」形式のメールアドレスを使用することが可能です。ただし、名前は公開されるため、名前も公開可能なものに変更する必要があります。

ステップ

  1. GitHubのメール設定ページで、GitHubが提供する「@users.noreply.github.com」形式のメールアドレスを確認します。

  2. ターミナルで以下のコマンドを実行し、Gitにそのメールアドレスを設定します。

    # 単一のリポジトリ用に Git ユーザ名を設定する場合
    git config user.email "your-github-username@users.noreply.github.com"
    
    # グローバルに設定する場合
    git config --global user.email "your-github-username@users.noreply.github.com"
    
  3. 同時に、公開しても問題のない名前を設定します(GitHubのアカウント名などを使用するのが一般的です)。

    # 単一のリポジトリ用に Git ユーザ名を設定する場合
    git config user.name "Your Public Name"
    
    # グローバルに設定する場合
    git config --global user.name "Your GitHub Username"
    
  4. すでに行ったコミットに対して名前とメールアドレスを変更する場合は、以下のコマンドを実行します。

    git commit --amend --author="Your GitHub Username <your-github-username@users.noreply.github.com>"
    

    その後、強制的にプッシュします。

    git push --force-with-lease
    

2. GitHubでプライバシー設定を確認・変更する

GitHubの設定で、メールアドレスのプライバシー保護を解除するか、GitHubが提供する「@users.noreply.github.com」形式のメールアドレスを使ってコミットを行うことができます。

  1. GitHubのウェブサイトにログインします。
  2. アカウントのメール設定ページにアクセスします。
  3. 「メールアドレスを公開する」設定を有効にするか、「プライベートメールアドレスを使う」オプションを無効にします。

3. コミットに使用する名前とメールアドレスを変更する

公開しても問題のない名前メールアドレスを設定して、コミットを行う方法です。Gitで使用している名前とメールアドレスを、GitHubのアカウントに登録された公開可能なものに変更します。

ステップ

  1. ターミナルを開き、以下のコマンドを実行して、グローバルな名前とメールアドレスを変更します。

    # 単一のリポジトリ用に Git ユーザ名を設定する場合
    git config user.name "Your Public Name"
    git config user.email "your-public-email@example.com"
    
    # グローバルに設定する場合
    git config --global user.name "Your Public Name"
    git config --global user.email "your-public-email@example.com"
    

    Your Public Name には、GitHub上で公開しても問題のない名前を設定し、your-public-email@example.com には、公開可能なメールアドレスを指定します。

  2. すでに行ったコミットに対して名前とメールアドレスを変更する場合、以下のコマンドで修正を加えます。

    git commit --amend --author="Your Public Name <your-public-email@example.com>"
    

    その後、強制的にプッシュする必要があります。

    git push --force-with-lease
    

まとめ

GitHubのプライバシー設定により、メールアドレスが非公開になっている場合、Pushがブロックされることがあります。さらに、リポジトリがパブリック(公開)の場合は、名前も公開されるため、非公開にしたい場合は、公開可能な名前に変更する必要があります。メールアドレスについては、公開可能なアドレスを使用するか、GitHubの自動生成メールアドレスを利用することで問題を解決できます。

0
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?