#pyenvとは?
Linux向けPythonのバージョン管理ツールです。
pyenvの使用法に関する記事はたくさんありますが、
・3.7以降ではインストール時にエラーが出る
・.bash_profileのみでは起動時に設定が反映されない
という問題が発生したので、備忘録も兼ねて本記事を投稿しました。
#必要なもの
・ネットワークにつながったRaspberryPi(今回はRaspberryPi3 ModelBを使用)
#方法
こちらを参考にさせて頂きました
##①pyenvをインストール
Pythonのバージョンを新しくするため、pyenvをインストールします。
こちらを参考にさせて頂きました。
(既にインストールしている方は飛ばしてください)
・必要なパッケージのインストール
sudo apt install git openssl libssl-dev libbz2-dev libreadline-dev libsqlite3-dev
・3.7以降では下記のパッケージもインストールしないとエラーが出る
sudo apt install libffi-dev
・Githubからpyenvをコピー
git clone https://github.com/yyuu/pyenv.git ~/.pyenv
・home/[ユーザ名]/.bash_profileを編集(なければ作成)
export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"
export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"
eval "$(pyenv init -)"
・RaspberryPiを再起動したのち、pyenvのバージョンを確認
pyenv --version
「pyenv 1.2.18-8-g5e8719ab」のようにバージョンが表示されれば成功
※バージョンが表示されないとき
home/[ユーザ名]/.profileに下記内容を追記
(.bash_profileのときと同じ内容)
export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"
export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"
eval "$(pyenv init -)"
再起動して「pyenv --version」を実行すればバージョン表示されるはずです
##②Pythonのバージョンをアップデート
・インストール可能なバージョン一覧を表示
pyenv install --list
・目的のバージョンをインストール
例えば3.7.6をインストールしたい場合は下記
pyenv install 3.7.6
・バージョンの変更
pyenv global 3.7.6
・バージョンがアップデートされたかを確認
python --version
python3 --version
どちらも更新後のバージョン(3.7.6)となっていれば成功です