はじめに
AWSは、個人開発で利用することはあっても現在の業務で使うことはあまりなく、クラウドプラクティショナー(CLF)を取得して以来受講していませんでしたが、有効期限が迫っている通知を受け、せっかくならSAAを受験してみようと思いました。
この時有効期限は1か月後に迫っていました。
時間があまり無い中でのSAAの学習は大変難しかったですが、新しい事を学ぶことは新鮮で楽しみながら学習できました。
学習期間
16日
学習教材
主な学習方法と時間です。
- Udemyのハンズオン講座の受講(46.5時間+模擬テスト3回6.5時間)
前半のネットワーク構成において、実際にVPC, サブネット、ルーティングテーブルをどのように構成していくかを設計して構築していくハンズオンは非常にためになりました。
後半のハンズオンは作成してすぐに削除という流れが続き、少しだれてしまいました。
模擬テストは試験日前日に消化しました。一度も合格基準に達しませんでしたが、間違えた理由の説明が詳細で理解が深まり楽しくなってきてしまい、一日中机にいたのを覚えています。
2.AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト問題集(4時間)
テキストと問題集でどちらを購入しようか悩みましたが、問題集にして正解でした。
Udemyの講座が終了してからやろうとしていたのですがUdemyが完了したのが前日だったのでほとんどできませんでしたが、それでも数問こなしただけで試験の正解率が上がったと感じています。
1-3章まではAWSサービスの基礎知識、4章以降は問題集でかなりのボリュームがあります。
1-3章は概要的なことしか書かれておらず、読まなくてもよかったかもしれません。
問題は数をこなせませんでしたが、一問ずつ回答の解説がありサービスへの理解が深まりました。
受験方法
試験配信プロバイダーのこだわりはありませんでしたが、個人的には予約の画面UIが見やすく、試験センターが近いプア損VUEから予約しました。
なお、現在は「オンラインでの試験監督」と自宅で画面共有を行いながらの受験も選択肢にありましたが、余計なトラブル(試験前のパソコン設定やネットワーク障害系)を避けるため、除外しました。
受験を思い立ってからの振り返り
有効期限まで時間が迫っていることもあり、学習方法の調査よりもなによりも一番最初に受験方法のことを調べました。
学習は自身のペースでできますが、受験日の予約は思い通りにいかない場合があります。有効期限直前で予約できる会場が埋まっていたりしたら致命的です。
AWSトレーニング&認定ポータルにログインできない
早速、AWSトレーニング&認定ポータルにログインできない事象に見舞われました。
AWSへ問い合わせたら1日程度で解消しました(重複のアカウントがあったので、アカウントを統合いたしました。と言われましたがよくわかりません。CLF受験時とはログイン体系が変わっていたため私の処理忘れか何かだと思います)
認定特典の次試験受験料が50%OFFされるバウチャー発行
AWS認定を取得すると様々な特典がありますが、その中の一つに次試験受験料が50%OFFされるというものがあります。
これは受験予約時に自動で適用されるとかはないので、予約画面に行く前に以下の画面からコードを取得しておく必要があります。
試験日の予約
CLFの有効期限ぎりぎりにしました。
AWS認定は、不合格となった場合、14日空けないと再受験できませんので、有効期限ぎりぎりにするということは期限内の受験チャンスは1度きりということになります。
ですので、有効期限より14日以上前に設定することで、落ちた時やトラブルで受験できなかった時の保険を掛けることができます。
私の場合、すでに有効期限まで1か月を切っている状態で、受験チャンスを2回にしても1回目は学習期間が足りず落ちる可能性が高かったため、あとはないと割り切りました。
会社の制度で利用できるものがないか調査
所属している会社の制度で利用できるものはないか調べました。
私の会社の場合、かなり充実しており、イーラーニングだと以下が利用できました。
- Udemy Business(会社が契約しているとコースは限られますが社員は無料で受講可能)
- O'reilly Online Learning(こちらも会社が契約しており、閲覧書籍の制限があったり英語しかない場合もありますが社員は無料で利用可能。)
O'reilly Online Learningの方はさすがに試験対策的な本はありませんでしたが、UdemyではSAA勉強で人気だった以下の講座が対象だったのは助かりました。
これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座(SAA-C02試験対応版)
受験料も正式なフローを通ると会社負担にすることができましたが、事前申請が必要であることと私の場合バウチャーで50%を利用できるため、1回目は自費で受け合格できたら事後経費の申請ができないか問い合わせて、不合格だったら正式なフローを通して会社負担で再受験することを考えていました。
受験すると決めてから
仕事終わりにUdemyの講座をとにかく観ました。講座時間が長いためスプレットシートで1日にどれくらい消化しないと終わらないのかを可視化してモチベーション管理しました。
試験日前日
Udemyの講義部分が終わっていましたので、模擬試験の日にしました。
Udemyには3回分の模擬試験があります。1回目はAWSサービスを片手で調べつつ回答して65%(合格ラインは72%)でした。
正解・不正解どちらも一通り解説を確認し、不明なサービスを調べました。
2回目は何も見ずに回答して60%でした。
1回目とは問題がかぶらないようになっておりありがたいと思いながら1回目と同様解説を確認し、不明なサービスを調べました。
この時にはわからないことが減っており過集中気味で楽しく勉強していたのを覚えています。
模擬試験がまんべんなく出題されていることから、自身の不明分野をつぶせました。
また出題傾向もつかめました。(最適か、すべきか、などの問題は「可能」なだけではなく「コスト」や求められている要件に一番マッチするものを選ぶなどを念頭に置く準備ができました)
3回目をやる時間はなかったので、当日にやることにして夜は眠くなるまでAWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト問題集の問題を何個か解きました。
当日
朝早めに起きてUdemyの最後の模擬試験を受けました。67%でした(合格ラインは72%)。
模擬試験、一度も合格ラインに達せずに試験会場に向かうことになりましたが、この時点で試験で間違えた理由や関連するサービスをどう構成するのが正しいかイメージできるようになっていたので落ち着いた気分で会場に向かいました。
持ち物は、身分証明書2種類のみ。
会場に少し早めについたので問題集を解いていました。
試験自体は、模擬試験よりも明確で何を問うているのかわかりやすい問題文が記載されていた印象です。
問題文量が多くちょっと予想より時間がかかってしまいました。
判断にまよう問題は3割ほどありましたが、模擬試験や問題集で得た知識を組み合わせると回答が絞り込めることが多かったです。
見直しの途中で時間切れとなり「合格」の文字が表示されました。
おわりに
個人開発での利用のみだと以下の部分はなかなか触らないので、ハンズオンでじっくり演習できたのは本当に良かったです。
・VPCやプライベートサブネット、ルーティングテーブルの設定など
・災害時を想定した各種構成や使うべきAWSサービスの組み合わせ
・要件(可用性、パフォーマンス、オンプレミスからの移行、ネットワーク構成など)に応じた選択
ネットワークルーティングのあたりは、AWS認定を抜きにしても知らなかった知識なのでこの機会に知れてよかったです。
次は余裕をもって受けたいです。