LaTeXにおいて、あとで参照したい場所に\label
コマンドでラベルを貼っておき、\ref
コマンドでラベルを貼った場所を参照することができる。このことを相互参照という。
相互参照の使い方
基本的にラベルを貼ることができるのはセクション、数式、表、図、である。具体的には以下のようになる。
コード
\section{セクション名}\label{sec:ラベル名}
\begin{table}[h]
\caption{成績表}\label{tab:ラベル名}
\centering
\begin{tabular}{lrrr}
\toprule
\multicolumn{1}{c}{名前} & \multicolumn{1}{c}{数学} & \multicolumn{1}{c}{英語} & \multicolumn{1}{c}{物理} \\
\midrule
Aさん & 85 & 78 & 92 \\
Bさん & 90 & 88 & 95 \\
Cさん & 75 & 68 & 82 \\
\bottomrule
\end{tabular}
\end{table}
\begin{figure}[h]
\centering
\includegraphics[width=0.2\columnwidth]{サンプル画像.pdf}
\caption{サンプル画像}\label{fig:ラベル名}
\end{figure}
\begin{equation}\label{eq:ラベル名}
2 + 3 = 5
\end{equation}
\ref{sec:ラベル名}で述べたように 〜
〜 を表\ref{tab:ラベル名}に示す。
〜 を図\ref{fig:ラベル名}に示す。
式(\ref{eq:ラベル名})より 〜
ラベルの名前はどうすればいいか
ラベルの名前は基本的になんでもいいのだが、参照するときにわかりやすいように以下のようなルールで決めるとよい。
ラベルの種類 | ラベルの名前 |
---|---|
セクション | sec:ラベル名 |
表 | tab:ラベル名 |
図 | fig:ラベル名 |
数式 | eq:ラベル名 |