rsyncコマンドとは
UNIX系システムでファイルやディレクトリを効率的に同期・転送するためのツールである。
ローカル間やリモート間でのデータ転送をサポートし、差分コピーを行うことで転送量を最小限に抑える。
VM間でrsyncコマンドを使用して移行する方法
rsyncコマンドリファレンス
オプション | 説明 |
---|---|
-a | アーカイブモード。転送元ディレクトリの内容(パーミッションや所有者)を維持したままコピーする。 |
-z | ファイルを圧縮して転送する。ネットワーク越しの転送に便利である。 |
-vv | 通常よりも詳細な情報を表示する。 |
-P | 転送を中断したファイルを保持する。 |
移行の流れ
1. 準備
2. データのエクスポート
3. データの転送
4. データのインポート
5. 設定の確認
6. テスト
7. 運用開始
実行コマンド
bash
rsync -オプション 移行元 移行先
実行結果
zorf@mayeoijegh:/ghouse/su-data$ rsync -azvvP n073819@n073819-migratipn:/tmp/35621345_backup2.tar.gz .
opening connection using: ssh -l n073819 n073819-migratipn rsync --server --sender -vvlogDtprze.iLsfxC . /tmp/35621345_backup2.tar.gz (10 args)
n073819@n073819-migratipn's password:
receiving incremental file list
delta-transmission enabled
35621345_backup2.tar.gz
3,661,772,114 100% 51.05MB/s 0:01:08 (total: 100%) (xfr#1, to-chk=0/1)
total: matches=0 hash_hits=0 false_alarms=0 data=3661772114
sent 43 bytes received 3,662,927,634 bytes 47,881,407.54 bytes/sec
total size is 3,661,772,114 speedup is 1.00